エレコムは4月7日、e-Meshに対応したスターターキット「WMC-2HC-W」とルータ単体モデル「WMC-C2533GST-W」を発表した。4月下旬より発売する。価格は「WMC-2HC-W」が20,680円(以下、税込)、「WMC-C2533GST-W」が12,800円。
WMC-2HC-Wは、e-Meshルータ「WMC-C2533GST-W」×1台と、e-Mesh専用中継器×1台で構成されるセットモデル。同社独自のメッシュ技術「e-Mesh」に対応する。ルータと中継器は出荷時にペアリング済みなので、電源を入れるだけで自動的に接続され、メッシュネットワークを構築できる。帯域は、5GHz帯のIEEE802.11ac / a / nと、2.4GHz帯のIEEE802.11b / g / nに対応。
アンテナは、DXアンテナのノウハウを活かした「ハイパワー内蔵アンテナ」で、5GHz帯 / 2.4GHz帯でそれぞれ4本づつを内蔵。通信速度は5GHz帯で最大1,733Mbps(理論値)、2.4GHz帯で最大800Mbps(理論値)。中継器の通信速度は最大867Mbps(理論値)。
高速通信機能として、集中して電波を送信する「ビームフォーミングZ」、混雑していない帯域を選ぶ「バンドステアリング」、複数台による同時通信が可能な「MU-MIMO」などに対応。セキュリティ面では、トレンドマイクロ製のセキュリティ機能を搭載することで、脆弱性を狙う攻撃や悪質なWebサイトのブロックなどを行い情報の漏洩を防ぐとする。
別売りのe-Mesh専用中継器「WMC-S1267GS2-W」を増設することで、より広範なメッシュネットワークの構築も可能。インタフェースはGigabit Ethernet有線LAN×4基、ルータにはWAN×1基も装備。本体サイズはW141×D36.5×H160mm、重さは約380g(中継器は約305g)。