東宝は8日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による演劇公演の中止を発表した。
同社はこれまでも14日までの東京公演の中止を発表していたが、この度の「緊急事態宣言」を受け、4月・5月に東京で初日を迎える予定であった公演の中止を決定。あわせて、全国ツアー公演についても中止とした。
対象となるのは、帝国劇場『エリザベート』『ミス・サイゴン』及び各ツアー公演、シアタークリエ『モダン・ミリー』及びツアー公演、『ジャニーズ銀座2020 Tokyo Experience』、日生劇場 『ニュージーズ』及びツアー公演、梅田芸術劇場『ホイッスル・ダウン・ザ・ウインド~汚れなき瞳~』(既に一部公演の中止を発表済み)。
数か月先に予定していた公演も中止の対象となったことについて、同社は「現下の情勢においては各公演について十分な準備期間を確保することができず、全国ツアー公演では、各カンパニーによる各都市間の移動が伴うことなどを踏まえて判断させていただきました」と説明している。また、今回の公演中止による入場券の払戻しも行う。