iPhone向けライフログアプリ「サイレントログ」を提供するレイ・フロンティアは7日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともない、東京駅におけるピークタイムの利用者が減少したとするデータを公表した。
レイ・フロンティアは「サイレントログ」で収集したデータに匿名化処理を施し、感染の影響が出る前の2019年12月と2020年3月の東京駅利用状況を比較した。
その結果、昨年12月の最も多い標本人口数(18時台)を「100」とした場合、今年3月の18時台は「53.4」で「ほぼ半減しています」と同社。19時台も、昨年12月の「85.7」に対し、今年3月は「50.1」にまで減少した。出勤時間のピークとされる9時台も、昨年12月の「67.6」に対し、今年3月は「38.5」にまで減少したことがわかった。
一方、テレワークの導入などで絶対数は減ったものの、9時台が出勤時間のピークとなること自体は変わらず、時差出勤が浸透していないことも判明。帰宅時間のピークは18時台に集中していたが、今年3月のデータでは18~19時台に分散する傾向が見受けられたという。同社は4月7日の緊急事態宣言発令を受け、「これらの数値がどのように変化するのか、今後の動きを速報値として公開していきたい」としている。