ソフトブレーン・フィールドは4月6日、「新型コロナウイルス感染拡大による家計の影響」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は3月29日~31日、同社に登録する20代~60代の働く女性745名(平均年齢49歳)を対象に、インターネットで行われた。

  • 新型コロナウイルスによる家計への影響

    新型コロナウイルスによる家計への影響

新型コロナウイルスによる家計全体の影響を尋ねると、34.9%が「全体的に支出が増えた」と回答し、「水道・光熱費」(43.8%)と「食費」(41.7%)については、4割以上の人が増えたと感じていることがわかった。

一方、いつもより支出が減ったと感じている人の割合が高かった項目は、「レジャー・娯楽費」(57.0%)や「外食費」(47.8%)で、いずれも「いつもと変わらない」(レジャー娯楽費/40.3%、外食費/47.1%)を上回った。

コメントをみると、「外食やレジャーが減ったが日用品などの備蓄への出費がかさんでいるから増えていると思う」(50代女性)、「ほとんど家で食べるので食費は増加傾向。トイレットペーパーや除菌シートなど、日用品の購入費が増加」(40代女性)など、食費や日用品などの生活必需品の支出が増えたといった声や、「子ども二人とも新入園でお金がかかる時期に家計に負担がかかっている。旅行もキャンセルした」(40代女性)といった、新生活を始めるための物入りな時期に、新型コロナの影響による生活の変化が家計を圧迫しているといった声も寄せられた。

  • 緊急経済対策で政府が現金などの給付が検討していることについて

    緊急経済対策で政府が現金などの給付が検討していることについて

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、緊急経済対策で政府が現金などの給付を検討していることについて、どのように考えるか尋ねると、半数以上が「支持する」(52.6%)と回答。働く主婦からは、収入減に対する生活保障として早急に実施してほしいという声があがった。

一方で、およそ2割が「支持しない」(19.1%)と回答しているが、その理由を尋ねると、子育て世帯や低所得者のみへの支給となれば「不公平だから」という不満の声が多くあがった。

また、支給された場合に利用したいものを選択肢で尋ねると、「現金」(83.9%)が圧倒的に多く、次いで「商品券」(41.7%)という結果に。「使用範囲が広いことや、誰でも使えること」などの声が多かった一方で、「現金だと貯蓄に回そうとする人も出てくると思う」といった意見も見受けられた。