タムロンは4月7日、開発発表をしていたソニーのフルサイズEマウント用の大口径望遠ズームレンズ「70-180mm F/2.8 Di III VXD」(Model A056)を5月14日に発売すると発表した(今後の情勢によって変更の可能性もある)。これまで、2020年春の発売予定としていた。希望小売価格は税別15万円。

  • α用の大口径望遠ズームレンズ「70-180mm F/2.8 Di III VXD」、発売日が決定。

既存の「17-28mm F/2.8 Di III RXD」、「28-75mm F/2.8 Di III RXD」に続く、フルサイズEマウント用の大口径ズームレンズ。レンズの長さは149mm、重さは810gで、αシリーズのカメラボディに合わせた小型軽量サイズとした。フィルター径は直径67mmで、これらのズームレンズと共通。屋外での撮影を考慮した簡易防滴構造や、汚れがつきにくくメンテナンスが容易な防汚コートも採用している。

AF駆動には、タムロンレンズで初めてとなるリニアモーターフォーカス機構「VXD(Voice-coil eXtreme-torque Drive)」を搭載。ソニーαシリーズに搭載されているファストハイブリッドAFや瞳AFなどに対応するほか、スポーツや乗り物などに対する追従性を向上させた。最短撮影距離はズーム全域で0.85mとしたほか、マニュアルフォーカス時のみ70mm側で0.27mの近接撮影が可能。

  • フルサイズαに対応。純正レンズと同様に、ファストハイブリッドAFや瞳AFなどにも対応

  • レンズ構成

おもなスペックは以下の通り。

レンズ構成 14群19枚
最短撮影距離 AF時:0.85m(ズーム全域) MF時:0.27m (WIDE)/0.85m (TELE)
最大撮影倍率 AF時:1:4.6 MF時:1:2 (WIDE)/1:4.6 (TELE)
フィルター径 67mm
最大径 81mm
長さ 149mm
質量 810g
絞り羽根 9枚(円形絞り)
最小絞り F/22