映像制作会社のアイエス・フィールドは6日、オンラインのみで短編映画4作品を制作することを発表。第1作『10年後の梨奈へ』の制作にあたり、出演者のオーディションを実施する。
国内でも感染拡大が続く新型コロナウイルス。撮影現場にも影響が及ぶ中、同社は「こんなときだからこそ、エンターテイメントを!」をスローガンに掲げ、今回のプロジェクトを発足した。
また、同社は「危機的状況の中、我々は『まだまだ出来る事が有る! お客様に感動を届けなければならない! 伝えなきゃいけない事が有る!』」とし、「こんな時だからこそ、演技がしたくても表現の場を時代に奪われてしまった俳優たちと一緒に、エンタテインメントを届けることを諦めず企画していきます」と宣言する。
短編4作では監督が遠隔で演出、出演者やスタッフが、共演者や他のスタッフとも一切接触せずに、撮影から完成させるまでを試みる。2作以降のプロットも完成しており、「外出自粛が続く限り」制作する方針だ。
1作目となる『10年後の梨奈へ』は、心に傷を負った女性・上原梨奈(24)が主人公の物語。ある日、梨奈のスマホにメッセージが届く。それは、10年前に亡くなった恋人・智哉からのビデオレター。梨奈はその状況に戸惑いながらも泣きながら感謝の思いを撮影すると、翌日、再び智哉から返信メッセージが届く。
オーディション参加の条件は、「要演技経験スキル」「真剣に芸能活動を目指している方、これから目指す方」(応募は4月8日18時まで、書類通過者のみ4月9日18時までに連絡)。撮影は、4月後半を予定している。応募方法などの詳細はアイエス・フィールド公式Twitterへ。