GDDR6バージョンのGeForce GTX 1650

Palitの「GeForce GTX 1650 GP OC」(NE61650S1BG1-1175A)は、メモリがGDDR6に高速化されたGeForce GTX 1650グラフィックスカード。同GPUはこれまで、GDDR5メモリを搭載していたが、GDDR6モデルの入荷が確認されたのはこれが初めて。デュアルファンクーラーを採用したオーバークロックモデルで、ドスパラ秋葉原本店での価格は18,480円。

  • Palitの「GeForce GTX 1650 GP OC」。2ファンながら170mm長とコンパクト

    Palitの「GeForce GTX 1650 GP OC」。2ファンながら170mm長とコンパクト

  • グラフィックス出力は、DisplayPort×2とHDMI。2スロット厚のカードだ

メモリがGDDR6になったことで、メモリ速度は8Gbpsから12Gbpsへと高速化された。CUDAコアは896基のままで変わらないが、コアクロックは1485/1665MHzから1410/1590MHzに下がっており、パフォーマンスの変化はアプリケーション次第かもしれない。GDDR6モデルは今後、他社からも順次発売される見込みだ。

  • GeForce GTX 1650 Superと同じように、メモリが4GB GDDR6となった

  • カードの消費電力は75Wと変わらないが、OCモデルのため6ピン電源が付く

ファンをスライドできるCPUクーラー

Corsairの「A500」は、12cmファンをデュアル搭載する大型のサイドフローCPUクーラー。ファンは400~2,400rpmとワイドレンジ仕様の「ML120」を使用しており、TDPは250Wまで対応する。メモリとの干渉を避けるため、ファンを上にスライドして固定できることが大きな特徴だ。価格は16,500円前後。

  • Corsairの「A500」。大型クーラーのため、箱も驚くほどの大きさ

  • メモリと干渉するときは、ファンを上側にスライドできる仕組みだ

DAN Casesに最適というロープロクーラー

ドイツAlpenfoehnの「Brocken 3 White Edition」は、ファンのほかヒートパイプやフィンまで全て白いCPUクーラー。デュアル搭載する14cmファンは、ブレードと逆向きの整流ガイドを備えており、静音性を高め、エアフローの余計な捻れを抑えるという。TDPは220Wに対応。オリオスペックでの価格は10,978円だ。

  • Alpenfoehnの「Brocken 3」。ホワイトモデルのみが入荷している

  • ファンは外観も特徴的。理想的なエアフローを供給できるという

また「Black Ridge」は、DAN Casesの小型Mini-ITXケースに最適というロープロファイルのCPUクーラー。ヒートシンクの下側に9cmファンを格納することで、わずか47mmという低さを実現している。冷却性能を重視するときは、別途12cmファンを用意してヒートシンクの上に搭載することもできる。同ショップでの価格は8,580円。

  • こちらは「Black Ridge」。ロープロながらヒートパイプは6本と強力だ

  • ヒートシンクとベースの間にファンを挟むことで、DAN Casesでも利用可能に