食品偽装が発覚したことで廃業に追い込まれた料亭・船場吉兆。経営陣の一人だった次男のどん底と再生の物語が、6日放送のドキュメンタリー番組『逆転人生』(NHK総合・毎週月曜22:00~22:50)で明らかになる。
同番組は、数奇な逆転人生を歩んだ人の再現ドラマを通して、どん底でも希望を捨てない“人間の強さ”を伝える新感覚ドキュメント・バラエティー番組。お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太、杉浦友紀アナウンサーがMCを務める。
「一度は日本全国を敵に回した」「外に出るのが怖かった」と語るのは、船場吉兆の経営陣の一人だった湯木尚二さん。2007年12月の謝罪会見では、母が「ささやき女将」と報じられるなど、家族ぐるみで壮絶なバッシングにあった。
その後、尚二さんは再び料理の道へ。わずか6坪の小さな店でお客と真摯に向き合い、「もてなし」という原点を取り戻していく。「あの事件で色々なものを失ったけど、いちばん大事なことに気がついた」と語る、尚二さんの奇跡の出会いとは。あの大騒動の裏側、その後の人生を告白する。