俳優の竹中直人、中尾明慶、北村一輝が、フジテレビ系の特別企画ドラマ『桶狭間OKEHAZAMA~織田信長~』(仮、今夏放送)に出演することが5日、明らかになった。
圧倒的不利と言われた織田軍が今川義元の大軍を打ち破り、織田信長(市川海老蔵)を一躍戦国時代の覇者に押し上げた伝説の一戦“桶狭間の戦い”を題材とした時代劇の今作。
竹中が演じるのは、尾張の商いを支える湊町・津島の頭領で斎藤道三の重臣の1人・堀田道空。資料が少なく、存在が謎に包まれているが、今作では、信長の武士としての器量に誰よりも早く気づき、斎藤道三との仲立ちをしたキーマンとして描かれる。
竹中は「なんと言っても、“海老蔵さんの信長”だと思います。広瀬(すず)さんとは昨年ずっと舞台『Q:A Night At The Kabuki』で一緒でしたが、とてもエネルギッシュでパワーを感じる女優さんだなと思いました。今回が初時代劇だとは知らなかったです。広瀬さんの“濃姫”も楽しみですね」と見どころを語る。
中尾が演じるのは、豊臣秀吉の若き頃、木下藤吉郎。信長への強い憧れから信長に命がけで近づき、運よく家臣団に加えられた。信長は身分の低い者でも見どころがあれば重用したことで知られるが、藤吉郎はその象徴として描かれる。
中尾は「秀吉様となると…もしかしたら僕ではなかったかもしれませんが、あくまで木下藤吉郎ですからね。たくさんの想像を膨らませて、のちの秀吉様という期待感も持ちながら、全力で演じたいと思います」と意気込む。
そして、北村が演じるのは、信長の父・織田信秀。“うつけ者”と言われた幼き吉法師(信長)に織田家の頭領としての才覚を見いだし、領主としての生き方を伝授する。今作では、信長に生涯で最も影響を与えた人物として描かれている。
フジテレビの高井一郎プロデューサーは「北村さんは、わずか1シーンなのですが、小国でありながら“尾張の虎”と恐れられた武将を、強く、恐ろしく、見事に体現してくださいました。信長が追い求めたその背中、常に心にあった父の教えが、少年信長に刻み込まれるシーンは必見です」と予告している。
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