シュアは、同社初の完全ワイヤレスイヤホン「AONIC(エオニック)215」を4月3日に発売した。価格はオープンプライス。店頭価格は税別29,800円前後を見込む。カラーはトランスルーセントブラックとクリア。さらにスペシャルエディションとして、トランスルーセントブルー、ホワイトも用意する。
既存の有線イヤホン「SE215」に、MMCXコネクターを備えた耳掛けスタイルのワイヤレスモジュールを組み合わせた製品。1月に米ラスベガスで開催された「CES 2020」において発表され、今回正式な発売日と価格が決定したかたち。
ワイヤレスモジュールは単体でも販売し、「RMCE-TW1 完全ワイヤレス・セキュアフィット・アダプター」として近日発売予定だ。SE846やSE535、SE425といった既存の有線イヤホンを完全ワイヤレス化して使える。店頭価格は税別24,800円前後を見込んでいる。
イヤホン部の仕様は、既存のSE215と同じ。ワイヤレスモジュールには独自設計のアンプや、最大8時間の連続再生が可能なバッテリーを搭載している。Bluetooth 5.0に準拠し、コーデックはaptX、AAC、SBCをサポート。
耳にしっかりフィットする設計を採用し、周囲の騒音をパッシブで最大37dB遮断できるという。外音取り込み機能も備え、簡単な操作で切り替え可能だ。シュアのワイヤレス・マイクロホンRFエンジニアがAONIC 215の開発に関わっており、アンビエント機能(外音取り込み機能)とオーディオのバランスをとりつつ、ワイヤレス接続時の混線や途切れといった問題を最小限に抑えるという。
iOS/Android用の「ShurePlus PLAYモバイルリスニングアプリ」を用意。プロオーディオでも使われるというパラメトリック・イコライザーなどが利用できる。
付属のキャリングケースに収めて充電でき、24時間分(8時間×3回分)の追加フル充電が可能。イヤホンとケースの組み合わせで最大32時間音楽を聴ける。USB type-C充電ケーブル(1m)や、ソフト・フレックス・イヤーパッド、フォーム・イヤーパッド(S/M/L)、クリーニングツールが付属する。