中国のゲーム周辺機器メーカー、GameSirの「GameSir F4 Falcon Mobile Gaming Controller」はスマートフォン用コントローラー。製品にはバッテリーを内蔵していますが、Bluetooth接続機能は搭載されていません。電気(バッテリー)は、実はほかのことに使うのです。
注意:スマートフォン用コントローラーは多くのオンラインゲームで「ハードウェアチート」として、利用を制限・禁止されていることがあります。本製品は、プレイするゲームの規約を確認したうえでご利用ください。 |
ファルコン(鷹)のようなデザイン
「Falcon(鷹)」というネーミングはその独特な形状から名付けられています。折りたたんでいる状態は休息中、展開している状態は獲物を追跡する鷹をイメージしてデザインされたそうです。
静電気を発生させてタッチ操作
よくある静電容量式のスマートフォン用コントローラーは、L・Rレバーを引くと、画面上のボタンが物理的にタップします。仕組みとしてはシンプルですが、ストロークが長めで、クリック感もよくありません。
その点、GameSir F4 Falconは画面上に金属接点を接触させておき、L・Rボタンを押すと静電気を発生させることでタッチ操作を実現します(内蔵バッテリーはこのため)。レバーではなくボタンなので、ゲーム専用機のコントローラーと遜色ないショートストロークとクリック感が与えられていることが特徴です。
専用機に劣らぬ3つのメリット
GameSirはBluetooth接続タイプのコントローラーも発売していますが、自己静電発生方式のGameSir F4 Falconには3つの利点があります。
ひとつ目はTURBOボタンの存在。L・Rボタンの内側にそれぞれTURBOボタンが用意されており、そのボタンを押すとノーマル、3連射、6連射、9連射を切り替えられます。これは自己静電発生方式だからこそ実装できた機能です。
ふたつ目はレスポンスの速さ。Bluetooth接続の遅延が存在しないため、GameSirによればBluetooth接続タイプのゲームコントローラーに比べて4倍のレスポンスを実現しているとのことです。
みっつ目はBluetooth接続、アプリのインストールの必要がないこと。スマホに装着して、ゲームのボタン配置を設定するだけですぐに使えます。iOS、Androidを問わず、ボタン配置をカスタマイズできるゲームであれば確実に使えるというのは大きなメリットです。