国土交通省は3日、都市再生特別措置法の規定にもとづき、3月6日付けでJR東日本から申請のあった民間都市再生事業計画「品川開発プロジェクト(第1期)」について、国土交通大臣が認定したと発表した。
この事業では、3月14日に開業したJR高輪ゲートウェイ駅前に文化・ビジネスの育成・交流・発信機能、外国人にも対応した居住・滞在機能など、国際競争力強化に資する都市機能を導入する。
帰宅困難者対策や自立性の高いエネルギーシステムの導入による防災対応力強化、未利用エネルギーの有効利用、設備の高効率化などにより、環境負荷低減も図る。合計で約2万平方メートルの歩行者広場とデッキレベルの歩行者ネットワークの整備、鉄道や地域交通機能の結節する交通広場の整備などにも取り組む計画となっている。
2020年3月12日に着工し、2025年3月31日に竣工予定。なお、計画の認定を受けた民間事業者に対し、都市再生特別措置法にもとづく金融支援、租税特別措置法、地方税法にもとづく税制上の特例措置等が設けられている。