クロス・マーケティングは4月2日、「新型コロナウイルス生活影響度調査(第2回)」の結果を発表した。調査期間は2020年3月27~29日、調査対象は全国47都道府県に居住する20~69歳の個人で、有効回答は2,500人。

20代男性で不安感高まる

  • 実行できている行動。クロス・マーケティング調べ

直近1週間の不安度を調べたところ、2週間前の第1回調査(3月12~13日)と比べて8.2ポイン増の60.4%との結果に。性・年代別にみると、「男性20代」(42.4%→54.0%)、「男性40代」(44.8%→56.4%)、「男性50代」(45.2%→62.0%)、「女性50代」(55.2%→67.6%)で10ポイント以上増加した。

将来への不安を聞くと、前回比8.8ポイント増の66.9%となった。性・年代別では、「男性20代」(46.8%→58.4%)、「男性40代」(50.8%→62.4%)、「男性50代」(51.2%→69.2%)、「女性20代」(56.8%→72.8%)、「女性50代」(66.0%→77.6%)で10ポイント以上増加。20代の不安感が上昇しており、特に男性は2週間で10ポイント以上増加する結果となった。

アクティビティを呈示し、現在どの程度実行できているか尋ねたところ、「商業施設への買い物」は32.2%、「家族との外食」は25.1%、「スポーツをする」は21.4%、「友人や同僚などとの付き合い(飲み会や遊びなど)」は20.9%となった。

年代別にみると、60代男女の約3割がこれらの行動は現在もできていると回答。一方、年齢が若いほど実行している行動は少ないことがわかった。同調査では、「60代は『自分は高齢者』と思っている人が少なく、自粛要請のない平日の日中の行動が可能な点から、他層より行動が多いのではないか」と推察している。