料理研究家のリュウジが、あす4日に放送されるBS日テレのバラエティ番組『チルテレ』(毎週土曜17:00~)に登場する。
SNS で次々に“バズるレシピ”を発信するリュウジ。Twitterのフォロワーは120万を超え、レシピ本も累計45万部を突破する人気だ。
「高校ぐらいから料理をし始めたら面白くて、どんどんどんどん沼にハマっていって、昔はかなり凝った料理をしていた」というリュウジ。ウサギを空輸してきたりもしていたそうで、「こうやって(空輸されて)来るんですよ!」とウサギのマネをするが、「たぶん傍から見たらめちゃめちゃキモチ悪い人」と自虐する。
料理研究家を名乗る前は、ホテルマンやサービス業をする傍ら、料理を研究。だが、周りには料理の話をできる友達がいなかったという。そんな中「話し相手がほしいから料理を広めよう」と思い立ち、Twitterでレシピを公開、フォロワーと会話を始めたのが、Twitter発のバズる料理研究家・リュウジが誕生するきっかけだった。
「味覚は人それぞれ違うのだから、(好みの味に近づけるための)小さなさじ加減は自分にしか分からない。だから自分にとっての最高の料理は自分にしか生み出せない。それが自炊の面白さのひとつだと思います」というリュウジ。「フォロワーさんには自分のレシピのアレンジをどんどんしてほしい。料理をするきっかけに僕の料理がなったらめっちゃうれしい」と話す。
また、「レシピ開発はそんなに大変じゃないですね。新しいレシピを開発するときは、冷蔵庫の中で大喜利するんですよ!」とも。「鶏肉とかけてキュウリとときます」のように食材を組み合わせ、さらに調理法や調味料を掛け合わせていくことで「レシピは無限にあるから、ネタ切れだなと思ったことはないです」という。
「胃袋がついていかないから、1日に開発できるのは多くて5~6レシピぐらいになってしまうのが今のジレンマ。時間と胃袋がもっとあれば、いろいろ開発できるなあ」と意欲を語り、「僕は料理研究家としてはかなり特殊なタイプ。最高の味を求めて何度も試作を重ねるアーティスティックな料理研究家さんが多い中で、自分はエンジニア的です。“この工程でこれができるんだ!”というような工程を考えるのが好き。味としては普通なんだけれどめちゃラク、というように世の中の需要があるものをレシピにするのが得意」と語る。
番組では、リュウジのレシピがバズる秘密がさらに明かされる。「料理は楽しいな、面白いなと思ってもらうためにやっている」という一言が印象的だ。