今日から新年度が始まった。今年は新型コロナウイルスの感染症騒動もあり、うまく気持ちが切り替えられない人も多いだろう。しかし、それでも世界は回っていく……と言っては大袈裟か?

さて、スマホ決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」も今日からポイント還元率や仕組みが変わったことをご存知だろうか?

ちょっと小難しいルール変更がなされるのだが、同時に、今日から1カ月にわたってお得キャンペーンもスタートする。しかも、2つ。全国2500万人のユーザーは見逃し厳禁である。もちろん、まだ登録していない人もこの機会にチェックしてみよう。

今日から始まった新制度「PayPay STEP」って?

PayPayのポイント付与率が本日(4月1日)から変更となった。

これまでは基本的に、支払額の1.5%がポイントとして付与されていたが、今日からは前月のPayPay利用状況に応じ、その月の還元率が決まることになる。

還元率は最も低い場合で0.5%、最大で1.5%(場合によっては2%)となっていて、PayPayで支払う回数が増えるほどポイント還元率もアップすることから「PayPay STEP」とのネーミングになった。

支払いとしてカウントされるのは、PayPay加盟店と請求書支払いサービス、そしてYahoo! JAPANの対象サービス(Yahoo!ショッピングやヤフオク!、PayPayフリマ等)である。

これらの決済をPayPay残高で済ませた際に、PayPay加盟店と請求書支払いサービスでは0.5%、Yahoo! JAPANの対象サービスでは1%のポイントが付与される。

肝心の付与率は、100円以上の決済を50回重ねることでプラス0.5%、さらに利用金額が10万円以上に達するとプラス0.5%となり、合計で1.5%(または2%)となる。

ハードルは低くない。しかし、コンビニでのちょっとした買い物や、数万円の大きな買い物をする際に、必ずPayPay残高で支払っていれば達成できないこともない。もともとデフォルトで1.5%だった還元率が0.5%スタートに下がることにはなるが、これまでの還元率が高すぎたとも言える。ようやく一般的な還元率になったと考えれば、悪い話ではない。ちなみに、ポイント付与の上限は、1回の支払いで7500円相当、1カ月の付与上限は1万5000円相当となっている。

「まちかどペイペイ 第3弾」で合計最大10%還元

「悪い話ではない」とは言ってみたものの、どうしてもテンションが下がってしまうのも事実。それを見越してか、PayPayが今日からふたつのキャンペーンを同時スタートさせた。

ひとつが「まちかどペイペイ 第3弾」である。これは経済産業省が主導する「5%還元対象店舗」にてPayPay残高で支払う際に、ベースの5%還元に加えて、PayPayが5%のボーナスポイントを加算。還元率が計10%にアップするお得なキャンペーンである。

3月いっぱいで終了となった「まちかどペイペイ 第2弾」は、PayPay残高かYahoo! JAPANカード利用者に対し、ベースの5%還元に加え、20回に1度の確率で最大1000円分のPayPayボーナスを付与するというキャンペーンだった。外れた場合は1.5%分のポイントを上乗せし、計6.5%を還元していたが、第3弾は安定して10%還元となるので、引き続きお得なキャンペーンだと言える。

「まちかどペイペイ 第3弾」の実施期間は4月30日(木)23時59分までの1カ月間。ベースの5%還元の付与上限は引き続き2万5000円相当/月、そしてPayPayから追加される5%ボーナスポイントは250円相当/回、2500円相当/月が付与上限となっている。

飲食チェーンで得する「春のグルメまつりキャンペーン」

もうひとつ、今日からスタートしたキャンペーンが「全国の有名飲食チェーンが対象! 春のグルメまつりキャンペーン」である。毎月行われている「いつもどこかでワクワクペイペイ」の4月バージョンで、名前のとおり、全国の大手飲食チェーン店が対象となる。

そのサービス内容は、対象店における会計をPayPay残高で支払えば、20~25%のPayPayボーナスが付与されるというもの。対象となる店は、全17企業、75ブランドにのぼる。

例えばジョナサン、バーミヤン、デニーズ、ガストなどのファミリーレストランや、吉野家、松屋、すき家などの牛丼チェーン、幸楽苑や日高屋といったラーメンチェーンまで、ずらりと名を連ねる。2月にも同様のキャンペーンが行われたが、今回から銀だこも加わった。

つまり、あちこちで見かけるチェーン店なら、ほとんどが対象店だと考えてさしつかえないだろう。「春のグルメまつりキャンペーン」の実施期間も4月30日(木)23時59分まで。付与上限は2000円相当/回、3000円相当/月である。


熾烈な生存競争を続けるスマホ決済サービス。なかでも頭ひとつ抜けている感のあるPayPayだが、いずれ使うようになるなら早めのスタートがやっぱりお得。特に消費増税の影響を強く感じている人は、こうしたキャッシュバックキャンペーンをこまめに利用して、少しでも財布のダメージを減らそう。