南海電気鉄道は、スマートフォン向けアプリ「南海アプリ」にトイレ空き情報確認機能を実装した。4月下旬には、鉄道アプリでは初という「席ゆずりあいアシスト機能」を追加する予定となっている。

  • トイレ空き情報確認画面イメージ

トイレ空き状況確認機能は、ピーク時間帯に個室トイレが混雑しやすい難波駅と、同駅直結の商業施設「なんばCITY」の個室トイレ空き状況が一括で確認できる機能。「南海アプリ」トップの機能一覧から「トイレ空き状況確認」を選択するか、列車走行位置画面から難波駅を選択し、「トイレ空き状況確認」を選択することで閲覧できる。

4月下旬に導入する「席ゆずりあいアシスト機能」は、座席を必要とする人がアプリを通じ、その意思を周囲の乗客に知らせる機能。「高齢」「身体が不自由」「妊娠している」など5つの属性から自分に当てはまるものを選び、「ゆずってください」のボタンをタップすると、周囲の乗客にその情報が発信される。

  • 「席ゆずりあいアシスト」チュートリアル画面イメージ

アプリでこの情報を受け取った人は、「ゆずります」と「ごめんね」のどちらかをタップして意思を伝える。双方の意思が合致した場合は画面の表示を目印に互いに相手を探し、席を譲る。

「南海アプリ」ではその他、「阪神アプリ」「近鉄アプリ」との連携も実装された。それぞれの列車走行位置画面の乗換案内にリンクボタンを設置し、タップすると相手先のアプリが起動するようにしている。