ホンダの電気自動車(EV)「Honda e」と二輪車「CBR1000RR-R FIREBLADE」が「レッド・ドット・デザイン賞」でプロダクトデザイン賞を受賞した。レッド・ドットは1955年に設立された世界的に権威のあるデザインに関する賞の1つ。Honda eは最高賞にあたる「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を獲得した。

  • ホンダの「Honda e」

    ホンダの電気自動車「Honda e」(写真は2019年10月の東京モーターショーで撮影したプロトタイプ)

日本でも2020年中に発売! ホンダのEV「Honda e」

レッド・ドットは49カテゴリーにおよぶ工業製品を対象に、デザインの革新性、機能性、耐久性、人間工学など9つの基準で審査し、プロダクトデザイン賞を選定している。優れたデザインに対しては「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」「レッド・ドット賞」「特別賞」の3つの賞を授与しているが、中でも「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」は各カテゴリーの最高賞の位置づけだ。

「Honda e」はプロダクトデザイン賞(自動車)で「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞。スマート・プロダクト部門においても「レッド・ドット賞」を獲得した。このクルマは、ホンダが大切にしている「人間中心」の考え方に基づき、人に寄り添うシンプルなデザインと使い勝手を重視して開発した新型EV。バッテリーをフロアの下に配置し、コンパクトでありながら低重心で安定感のあるプロポーションを実現した。フル充電での走行距離は200キロになる予定だという。

  • ホンダの「Honda e」

    ダッシュボードには2画面の大型タッチスクリーンを設置(画像は欧州仕様車)

「CBR1000RR-R FIREBLADE」(シービーアール1000アールアールアール ファイアブレード)はプロダクトデザイン賞(二輪車)の「レッド・ドット賞」を受賞した。日本国内では3月20日に発売となったこのバイクは、「TOTAL CONTROL for the Track~サーキットで本領発揮するマシン」を開発コンセプトに据えたCBRシリーズの最上位モデル。サーキット走行やレースでも高い性能を発揮するマシンとすることを目標に開発を進めたという。

  • ホンダの「CBR1000RR-R FIREBLADE」

    ホンダの「CBR1000RR-R FIREBLADE」(画像は欧州仕様車)