NHKは、放送と通信の連携サービス「Hybridcast(ハイブリッドキャスト)」における動画サービスの配信仕様について、3月30日から新しい動画方式(MPEG-DASH)に移行。これに伴い、東芝やソニー、シャープ、パナソニックは、NHK Hybridcastへのテレビの対応状況をそれぞれ公表している。

  • NHK Hybridcast

    NHK Hybridcast動画配信が新方式に移行。ソニーや東芝などが対応状況を公表している(画像はNHK HybridcastのWebサイト)

NHK Hybridcastは、テレビで見ている放送番組に関連した情報をインターネット経由で受け取れるほか、スマートフォンやタブレットとも連携可能で、双方向クイズ番組をはじめとする視聴者参加型サービスなどが楽しめる。

今回のNHKによる仕様変更で、各社の一部製品では新動画方式に非対応となり、NHK Hybridcast内の各番組コンテンツで動画コンテンツが表示されなくなるという。各社とも、配信仕様変更の詳細については「NHKふれあいセンター」に問い合わせるよう案内している。

■シャープ

シャープの「AQUOS 8K」BW1ライン(2019年発売)や、「AQUOS 4K」BN1ライン(2019年発売)をはじめ、現行モデルを含む多くのテレビで、NHK 総合/Eテレ/BS1/BSプレミアムにおけるHybridcastの動画サービスを視聴できなくなる。 動画以外のサービスは引き続き利用できるとのことだ。対象機種の詳細については、下記ページを参照のこと。

「NHK Hybridcast(ハイブリッドキャスト)」動画サービスの仕様変更に関するお知らせ

  • NHK Hybridcast

    「AQUOS 4K BN1」シリーズの60V型4K液晶テレビ「4T-C60BN1」

■ソニー

2013年〜2016年に発売されたソニー BRAVIAの一部モデルが、NHK Hybridcastの動画サービスへの対応を終了。なお、BRAVIA Z9D/X8300D/X7000Dシリーズ(いずれも2016年発売)と、2017年以降に発売されたBRAVIAについては、3月30日以降もNHK Hybridcastの動画サービスを継続して視聴可能だ。

一部機種における 「NHK Hybridcast(ハイブリッドキャスト)の動画サービス」の仕様変更に伴うサービス終了について

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    77V型の4K有機EL BRAVIA「KJ-77A9G」(左)と、85V型の4K液晶BRAVIA「KJ-85X9500G」(右)

■東芝映像ソリューション

東芝映像ソリューションは、2017年以降に発売された4K REGZAにおいては、NHK Hybridcastの新動画方式をサポートする。ただし、2017年発売モデル(「X910シリーズ」「Z810Xシリーズ」など)に関しては、2020年秋のソフトウェアアップデートで対応予定だ。

それ以外のHybridcast対応製品(2016年発売の4K REGZA「Z700Xシリーズ」)については、引き続きNHK Hybridcastを利用できるものの、新動画方式に対応するモデルとは一部サービス内容が異なるという。

「NHK Hybridcast(NHKハイブリッドキャスト)」 動画サービス仕様変更に伴う対応について

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    4K液晶REGZA「Z740X/M540X」シリーズ

■パナソニック

2013年〜2015年に発売されたパナソニック VIERAの一部モデルが、NHK Hybridcastに非対応となり、Hybridcastの動画サービスを視聴できなくなった。2015年発売の「CX800N」「CX800」「CX700」の各シリーズと、2016年以降に発売されたVIERAはNHK Hybridcastの新動画方式に対応しており、3月30日以降も継続して動画サービスを視聴できる。

ビエラの一部製品における 「NHK Hybridcast(ハイブリッドキャスト)の動画サービス」 について

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    65V型「TH-65GX855」