レソリューションは3月31日、20~40代の非正規雇用者を対象とした「働き方に関する将来の不安」に関する調査結果を発表した。調査日は2020年3月18日、有効回答は1,154人。
5割弱が「新型コロナの影響あり」
現在の勤務先の業種を尋ねたところ、「製造」が最も多く16.6%。以下、「卸売・小売」が14.3%、「宿泊・飲食サービス」が10.5%、「医療・介護・福祉」が8.5%、「教育・学習支援」が7.5%、「運輸・物流」が7.4%、「IT・コンピュータ」が4.5%、「金融・保険」が4.1%などと続き、非正規労働者が就業する業種は多岐にわたることがわかった。
勤務先の職場は新型コロナウイルスの影響を受けているか聞くと、半数近い47.4%が「はい」と回答。具体的には、「職場が長期間休止していて自宅待機 給料が出ないので単発バイトを探すもあまり無い」(30代女性)、「給料が下がった!」(40代男性)、「社員だけが在宅勤務になり、派遣だけが出勤している」(40代女性)などの内容が挙げられた。
将来の働き方に関して、「不安がある(非常に含む)」と答えた人は77.9%。回答者からは、「死ぬまで働き続けないと生活できそうにないが、身体的にきつくなりそう」(30代女性)、「業績が下がったら、正社員ではない自分が首を切られる」(40代女性)といった声が寄せられた。
安定した仕事を得るために必要なことを質問すると、「無期雇用(正社員)での就労」が61.7%で最多。次いで「資格が活かせる仕事」が27.7%、「キャリアアップ・スキルアップに繋がる仕事」が27.4%、「大手企業での就労」が22.0%、「将来独立できる仕事」が14.7%と続いた。
また、資格を取得することは将来の安定に繋がると考えている人は73.1%に上った。