新型コロナウイルスの影響で、咳やくしゃみによる飛沫感染が問題視されています。厚生労働省のツイッターでは、「咳エチケット違反していませんか?」と題して、病原体が拡がらないようにするための咳やくしゃみの方法が紹介されています。

  • 厚生労働省が公開している「咳エチケット」

悪い咳・くしゃみの例

マスクを装着せずに、なおかつ手でおさえることもせずに咳やくしゃみをしてしまうと、しぶきが2mも飛ぶそうです。そのしぶきには病原体が含まれている可能性もあり、他の人に病気をうつすことになってしまいます。

  • 何もせずに咳やくしゃみをする(厚生労働省「咳エチケット」より)

また、手で口をおさえながら咳やくしゃみをしている人もよく見かけますが、これもNG。その手でドアノブなど物に触るとウイルスが付着し、そこを触った他の人に病気をうつしてしまう可能性があるとのことです。

  • 咳やくしゃみを手でおさえる(厚生労働省「咳エチケット」より)

正しい咳・くしゃみの方法

正しい咳・くしゃみの方法は3つあり、まず1つ目が、マスクを着用すること。ただし、鼻からあごまでを覆い、隙間をつくらないように正しく着用することが大切です。

  • マスクを着用する(厚生労働省「咳エチケット」より)

2つ目は、マスクがないときにティッシュやハンカチで口・鼻を覆う方法。使用したティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、ハンカチはなるべく早く洗うようにしましょう。

  • ティッシュ・ハンカチで口・鼻を覆う(厚生労働省「咳エチケット」より)

3つ目は、マスクもティッシュ・ハンカチも用意できないとっさの際に、咳やくしゃみをするときの方法です。つい手で口をおさえてしまいがちですが、おすすめは袖の内側で口・鼻を覆う方法とのこと。

  • 袖で口・鼻を覆う(厚生労働省「咳エチケット」より)


電車などでマスクを着けずに平気で咳やくしゃみをしている人も多々見かけますが、新型コロナウイルスの感染拡大が危険視されている今、一人ひとりのエチケットは重要です。正しい咳・くしゃみの方法を覚えて、習慣づけるようにしましょう。