本田技研工業(ホンダ)は3月27日、コンセプトモデル「CB-F コンセプト」をホームページで世界初公開した。
同モデルは、「第36回 大阪モーターサイクルショー2020」と「第47回 東京モーターサイクルショー」に出展を予定していたコンセプトモデル。昨年CB誕生60周年の節目を機に、改めてCBシリーズの歴史を振り返り、同社を代表するスポーツバイクであるCBの“守り抜くこと・変革すること"を徹底的に議論し、導き出した提案の一つという。
その60年の歴史の中でCBの盤石化に寄与し、北米などのレースシーンでも活躍した日本発のグローバルモデルとして、一時代を画した「CB750F」(輸出モデル:CB900F)に敬意を込め、デザインモチーフを踏襲しながら最新の技術で仕上げたチャレンジングなモデルとなっている。
エンジンは、伸びやかな吹け上がりや、力強いトルクを持つ水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・直列4気筒998ccを搭載。フレームは、軽量な高張力鋼のモノバックボーンを採用。足回りには、市街地からワインディングまで路面追従性に優れ、上質な乗り心地を提供する倒立フォークをフロントに、アルミ製の軽量片持ちスイングアームのプロアームをリアに採用している。
同社は3月27日よりホームページにて、このCB-F コンセプトをはじめ「第36回 大阪モーターサイクルショー2020」「第47回 東京モーターサイクルショー」で展開を予定していたHondaブースおよび全29台のさまざまなカテゴリーの二輪車を、「Honda バーチャルモーターサイクルショー」として公開している。