新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出の機会が減る中、買い物に行く頻度も少なくなっている方が多いのではないでしょうか。
一度に買う食材の量も多くなりがちな昨今、大量の食材をどう保管するか、どうやって活用するかは悩みの種。上手なやりくり方法を紹介します。
冷蔵庫がスッキリ! 常温保存OKの食材はこれ
私がストックしておくと便利だなと考える常温保存OKの食材は以下です。
常温保存しておく食材
・乾物類(切り干し大根・ひじき・春雨・海藻サラダ)
・缶詰(ツナ缶・サバ缶・クリームコーン缶・コーン缶)
・パスタ、マカロニ
・板こんにゃく、糸こんにゃく
・塩昆布
・カレールー
・ホットケーキミックス
野菜も常温保存に適したものがある
野菜はその傷みやすさから、なんでもかんでも冷蔵庫に入れてしまいがちですが、実は芋類(さつまいも、じゃがいも、さといもなど)は、冷蔵保存に適しません。また、玉ねぎも常温保存で大丈夫。紙袋や100均の野菜袋に入れて、保管しておきましょう。
反対に、ニンジンやキャベツは涼しい場所を好む野菜。キッチンペーパーや新聞紙で包み、さらにポリ袋に入れて野菜室に入れておくと長持ちしますよ。
この食材は冷凍しておくと便利!
●冷凍食品(冷凍野菜ミックス・冷凍うどん)
●納豆
実は、納豆は冷凍可能な食材。パックのまま冷凍用保存袋に入れ、乾燥を防ぐためにできるだけ袋の中の空気を抜いてから封を閉じ、冷凍します。なんと、保存期間の目安は3カ月~半年程度! 自然解凍してから召し上がってください
●ウインナー
切り込みを入れて冷凍用保存袋に入れ、出来るだけ袋の中の空気を抜いて封をし、冷凍します。保存期間は2カ月程度。使用する場合、スープなどは冷凍のまま、焼く場合は自然解凍しておくといいです
●ピザ用チーズ
封を開けて冷蔵庫に入れておくとカビが発生する可能性が。使いきれないときには、冷凍しましょう。冷凍用保存袋に広げて冷凍し、固まったらバラバラにしておきます。保存期間は1カ月程度。これ以上過ぎると、水分が抜けておいしさが半減してしまいます。使用する場合は、冷凍のまま使います
●食パン
1枚1枚ピッタリとラップで包み、冷凍用保存袋に入れて保存します。冷凍のままトーストして食べます。保存期間は2週間~1カ月程度です
●油揚げ
短冊切りにして冷凍用保存袋に入れて保存します。みそ汁などにそのまま入れたり、炊き込みご飯にしたりと便利に使えます。保存期間は3週間程度です
●万能ねぎ
小口切りにして冷凍用保存袋に入れて保存します。冷凍のまま味噌汁に入れたり、チャーハンに入れたりします。保存期間は約2カ月です
●豚肉や鶏肉などよく使う肉類
使う分ずつ小分けしてラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍しておくと使いやすいです
狭い冷蔵庫内でたくさんの食材を保管するときのコツとして、タッパー類などの大きさをそろえておくのがオススメです。食材や作った料理などを保管する際、重ねての収納がしやすいからです。
また朝食に必要なバター、ジャム、チーズ類などはトレーや100均のかごにまとめて入れておくと取り出しやすいし、うまくまとまります。
いつも冷蔵していたものを冷凍保存したり、常温保存でいいものを冷蔵庫から出したりと、「常温」「冷蔵」「冷凍」を上手に使い分けて、限られたスペースを有効活用しましょう。
ストック食材の簡単活用アイデア
同じ食材ばかりを使っていると、どうしてもレシピがマンネリ化しがち。簡単な活用アイデアを紹介しましょう。
●塩昆布×ツナ缶で炊き込みご飯
米2合、塩昆布30g、ツナ缶1缶(70g油も加える)、水は2合の目盛りまで入れて炊飯する
●食パン×納豆×チーズでトースト
全て冷凍しておいた食材で作れる
●クリームコーン缶+牛乳(豆乳可)で簡単スープ
クリームコーン缶と牛乳を1対1の割合でマグカップに入れて混ぜ、レンジ加熱する。お好みで刻みパセリを振る
●板こんにゃく×海藻サラダ
・板こんにゃくを薄切りにして、お湯でさっとゆでるだけで刺身こんにゃくに
・海藻サラダはさっと水で戻して添える(醤油で食べるとシンプルでおいしい刺身風に)
・あえて刺身こんにゃくを買わなくてもいいし、刺身が無くても刺身代わりになる
●冷凍野菜ミックス+ウインナー
この2つの材料でカレーを作るとおいしい
●切り干し大根
水で戻した切り干し大根を良く絞り ・醤油+鰹節で和える ・市販のコールスロードレッシングで和える ・ポン酢+ごま油で和えて中華風に
●ホットケーキミックス
パンの買い置きがない時などに便利。ホットケーキを焼いてもいいし、卵・牛乳などと混ぜ、レンジ加熱するとふわふわの蒸しパンに
いかがでしたか? 上手にストック食材を活用し、おうちで過ごす時間をより充実したものにできるといいですね。