放送作家の高田文夫氏が、30日に放送されたニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月曜~金曜 11:30~)に出演。新型コロナウイルスに感染して肺炎を発症し、入院していたお笑いタレントの志村けんさんが29日に亡くなったことを受け、志村さんとの思い出を語った。
番組冒頭、志村さんの「東村山音頭」が流れるなか、高田氏は「あっという間だったね…。コロナ怖いね。志村さんを持ってっちゃうんだから。いやー、たまらないね…」と語り、「ビックリしたな、本当に。笑わせてくれた分だけ悲しくなるんだよ」と漏らした。
さらに月曜アシスタントの松本明子が「普段はシャイな方」と言うと、高田氏も「本当にしゃべらないよね」と同意し、「だからあの人、いかりやさんの直伝で、コントだけ役作りしてウワーッてやるのをずっとやっていた」と明かした。
続けて「たけしさんと俺が、たけしさんの『オールナイトニッポン』をやっているとき、深夜の生放送中に『ちょっと勉強させてください』ってさ、志村さんと当時の作家の人と生放送中に来て、最後まで聞いていて。それで『志村さん、なんですか?』って聞いたら『到底、私にはできない仕事です』って帰っていったの」と振り返った。
そして「周りの人がみんな『オールナイトとかやりませんか?』ってたぶん声をかけたんだと思うんだよ」と推測し、「でもしゃべりになると、たけしさんがいたから。(たけしさんは)ウワーッとしゃべるだろう? 『ああ、これは勝てない』と。だから、『自分はコントを作ろう』と。そういうライバルがいたから、余計よかったんじゃないかな?」と分析。
「だから志村さんは自分の方のコントの役作りで、バカ殿とか変なおじさんとか、作っていったわけで。いやー、やっぱり、偉大な喜劇人だったね。やっぱりすごいよ」と志村さんを悼んだ。