JR東日本盛岡支社と次世代漆協会は、無人駅の山田線上米内駅内に漆工房やカフェスペースなどを設け、4月29日にリニューアルオープンすると発表した。
昨年9~11月に実施したクラウドファンディングで約120万円を集め、1923(大正12)年に建てられた木造駅舎を地域の交流の場や情報発信拠点としてリニューアル。ウルシへの興味が生まれる空間をコンセプトに、職人が漆器制作を行う漆工房とウルシにまつわる展示スペースを設け、漆器づくりの工程体験も用意する。休み処として利用できる待合カフェスペースも開設し、飲料の提供を行う。
リニューアルオープン当日は、駅舎内で次世代漆協会による漆塗りのツヤ出し磨き体験や、ウルシ関連グッズの販売、漆器での日本酒飲み比べなどのイベントを実施する。
キハ110系2両編成に「上米内ウルシGO」と記載したヘッドマークを掲げた臨時列車も同日限定で盛岡~上米内間を2往復運転。快速「上米内 ウルシ号」の列車名で、運転時刻は1往復目が盛岡駅9時30分発・上米内駅9時43分着、上米内駅10時44分発・盛岡駅10時57分着、2往復目が盛岡駅12時3分発・上米内駅12時15分着、上米内駅13時10分発・盛岡駅13時23分着となっている。