ジェーシービー(以下、JCB)は3月26日、キャッシュレス・ポイント還元事業に関する調査結果を発表。アンケートは、キャッシュレス決済を利用する消費者と、サービスを提供するレジ担当者・経営者・自営業者を対象に行われた。
一般消費者、昨年よりもキャッシュレス決済利用の意識高まる
はじめに、一般消費者(全国の20~60代の男女1,000名)に、キャッシュレス決済の利用頻度について質問。全体の約8割(78.7%)が「週に1回以上」、全体の3割以上(31.0%)が「1日に1回以上」と回答し、2019年7月に同社が実施した調査と比較するとキャッシュレス決済の利用頻度が高まったという。
キャッシュレス決済の有無がお店選びにどれだけ影響を与えるかについては、約6割(59.6%)の人が、来店意欲が減少すると回答。約4割(42.2%)が「キャッシュレス利用ができないとわかって来店をやめたことがある」とした。
調査では「キャッシュレス・ポイント還元事業」終了後についても質問。85.5%の人が、その後もキャッシュレス決済を利用すると回答したとのこと。
レジ担当者の8割は「金額に関係なくキャッシュレス決済を歓迎」
続いて、キャッシュレス決済に対応する側のレジ担当者(20~60代の特定職業従事者 コンビニ/居酒屋のレジ業務担当、タクシー運転手 300名)に対して調査を実施。会計時に「現金支払いとキャッシュレス決済のどちらが楽か」を尋ねたところ、全体の約7割(75.0%)が「キャッシュレス決済の方が楽」と回答し、前回より5%高まったという。
9割以上の経営者・自営業者が「キャッシュレス・ポイント還元事業」の終了後も継続
さいごに、キャッシュレス決済を導入している経営者・自営業者(142名)に対して「キャッシュレス・ポイント還元事業の終了後もキャッシュレス決済の利用を継続したいか」質問。9割以上(90.8%)が"継続したい"と回答し、キャッシュレス決済が一過性のブームではなく、今後の決済方法のスタンダードになっていく可能性が示唆されたとしている。
■調査概要
調査名:【2020年3月版】キャッシュレス・ポイント還元事業に関する調査
日時:2020/3/13 ~ 3/15
対象者:
(1)全国に居住するキャッシュレス決済利用者 1,000名(性年代均等)
(2)以下業態従事者で、会計業務を行う方 300名(各業態 100名)
1.コンビニ / 2.居酒屋 / 3.タクシー運転手
(3)キャッシュレス決済を導入している、経営者・自営業者 142名