アユートは、英Chord Electronics(コード エレクトロニクス)のポータブルヘッドホンアンプ「Hugo 2」をネットワークプレーヤー化するユニット「CHORD 2go」を3月28日に発売する。価格はオープンプライスで、直販サイトでは税込149,980円で販売。カラーはブラックとシルバーの2色で、シルバーは直販限定モデルとなる。
「2go」は、ヘッドホンアンプ「Hugo 2」(ヒューゴ2、2017年発売)にドッキングして一体化し、ネットワークプレーヤー機能を追加する製品。本体はCNC加工されたソリッドアルミニウムシャーシで、超高速トリプルコアオーディオプロセッサーやバッテリーなどを搭載するほか、IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz)の無線LANと、ギガビット対応の有線LAN機能も装備。同一ネットワーク内のPCやNAS、スマートデバイスなどに溜めた音楽ファイルや、音楽ストリーミングサービスの音声を受信し、Hugo 2につないだヘッドホンやイヤホンでそれらを聞ける。
DLNA(サーバー/レンダラー)やAirPlayによるワイヤレスストリーミング再生に対応しており、Apple MusicやSpotify、TIDAL(日本では提供されていない)といったストリーミングサービスと、統合音楽再生ソフト「roon」をサポート。Bluetooth 4.1にも準拠する。CHORDでは2goを「(ネットワーク対応の)ストリーマー/プレーヤー」と表現している。
また、microSDカードスロットを2基装備し、各スロットは最大2TBまでのmicroSDカードをサポート。Hugo 2を最大4TBのストレージを備えたデジタルミュージックサーバーとして活用できる。
最高768kHz/32bitまでのPCMと、DSD 256(DoP)までのネイティブ再生が可能。ギャップレス再生にも対応する。サポートするファイルはWAV、FLAC、AIFF、ALAC、AAC、OGG、WMA、MP3、DFF、DSF。
2goでは、すべてのオーディオインターフェイスが常にオンとなっており、選択したコントロールポイントアプリで再生するだけで、自動的に再生された入力に切り替わる「オートマチックプレイモードスイッチング機能」を備えている。
iOS/Androidアプリ「Gofigure」(無償)と連携し、アプリから手軽にWi-Fiネットワーク設定やBleutooth設定が行える。既存ネットワークに接続できない場合はホットスポットモードで使え、SSIDとパスワードを使用して独自のWi-Fiネットワークで通信できる。
内蔵バッテリーで約12時間使用でき、充電時間は約5時間(5V/2A USB-AC 使用時)。外部電源を使わずに使えるため、「電源由来のノイズのない究極かつ純粋なオーディオ再生が可能」だという。
本体サイズは約50×22×100mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約155g。長さ約1mのmicroUSBケーブルやLANケーブル、ポーチ、接続ピン×2、六角レンチ×1が付属する。