JR西日本は25日、東海道線支線地下化や新駅設置事業により整備する新駅「うめきた(大阪)地下駅」と大阪駅西側に整備する「大阪駅新改札口」をつなぐ改札内連絡通路を整備し、あわせて「うめきた(大阪)地下駅」の名称を「大阪駅」にすると発表した。

  • 大阪駅周辺のイメージ

大阪駅周辺では、西側地区を中心に駅周辺地域との一体的なまちづくりとして、東海道線支線地下化、新駅設置事業、うめきた2期地区開発計画などが進められている。JR西日本グループでは、西日本最大のターミナルである大阪駅が将来にわたり、大阪の玄関口として利便性が高く、にぎわいのある拠点とするべく、2011年に大阪ステーションシティがグランドオープン。2019年12月、大阪駅西側地区の開発に着手した。

「うめきた(大阪)地下駅」と「大阪駅新改札口」を地下でつなぎ、エレベーター・エスカレーターを備えた改札内連絡通路を整備することにより、2023年に予定される「うめきた(大阪)地下駅」の開業、2031年に予定されるなにわ筋線の開業の際、関西空港・和歌山方面をはじめとした広域ネットワークへのアクセスの充実が図られ、大阪駅がより一層便利に利用できるようになる。

  • 大阪駅周辺の位置図

加えて、改札内連絡通路の整備により、「うめきた(大阪)地下駅」は現在の大阪駅の一部となることから、新駅の名称を「大阪駅」とすることが決まった。2023年に改札内連絡通路が供用開始し、大阪駅新改札口も暫定的に供用開始する予定。2024年夏にうめきた2期地区先行まちびらきと大阪駅新改札口の供用開始、2031年春になにわ筋線の開業が予定されている。