次世代移動通信サービス「5G」を3月26日より本格スタートさせるKDDI(au)。5G対応スマートフォンは7機種を投入しますが、他キャリアでも取り扱う人気シリーズももちろんラインナップしています。
そこで、ソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia 1 II SOG01」、シャープの「AQUOS R5G SHG01」、サムスン電子の「Galaxy S20 5G SCG01」「Galaxy S20+ 5G SCG02」の4機種をいち早く実機でチェックしていきたいと思います。
Xperia 1 II
「Xperia 1 II SOG01」は、21:9シネマワイド4K HDR対応有機ELディスプレイを搭載したスマートフォン。映画で使われる21:9という比率のディスプレイは、横向きにすれば映画を観るのに最適な画角で、縦持ちにすると2つのアプリを同時に起動しても余裕のある表示が可能です。発売は5月以降で、NTTドコモ版が4月下旬以降というのに比べると少し遅くなる予定です。
ディスプレイサイズは6.5インチ3,840×1,644(4K)で、縦長なので持ちやすいサイズになっています。本体サイズは約72(W)×166(H)×7.9(D)mm、約181g。メモリは8GB、ストレージは128GBと、ハイエンドモデルとしてはやや物足りない印象もあります。
カメラは、深度測定用の3D iToFセンサーを含むクアッドカメラで、メインは有効画素数1,220万画素で35mm判換算24mmのカメラを搭載。超広角は同1,220万画素で16mm、望遠は同1,220万画素で70mmとなっています。ドイツのレンズメーカーであるカール ツァイスのZEISSレンズを採用しており、T*コーティングによってクリアで色彩豊かな描写を実現する、とされています。
AF/AE追従で秒20コマの連写、動物を含むリアルタイム瞳AFといったミラーレスカメラ「α」の技術を盛り込んだカメラ性能が特徴的で、αのUIを模した「Photography Pro」アプリも搭載しています。
縦長画面を生かした「21:9マルチウィンドウ」機能は、ワンタッチであらかじめ設定した2つのアプリを起動できます。マルチウィンドウ使用中に、アプリの画面サイズを切り替える「マルチウィンドウスイッチ」を利用すれば、2つのアプリを入れ替えたりアプリ切り替えができたり、使い勝手も高められています。
縦長画面は想像以上に使いやすく、カメラも新たにブランド力のあるZEISSレンズの採用や瞳AFなどを搭載し、期待感の高いハイエンドスマートフォンに仕上がっている印象です。
Xperia 1 IIのおもなスペック
- OS: Android 10
- CPU: Snapdragon 865(オクタコア)
- 内蔵メモリ: 8GB
- ストレージ: 128GB
- 外部ストレージ: microSDXC(最大1TB)
- サイズ: W72×H166×D7.9~9.1mm
- 重量:約181g
- ディスプレイ(解像度): 約6.5インチ 有機EL(3,840×1,644ドット)
- メインカメラ: 約1,220万画素+約1,200万画素+約1,220万画素+3D iToFセンサー
- インカメラ: 約800万画素
- Wi-Fi: IEEE802.11ax
- Bluetooth: 5.1
- バッテリー容量: 4,000mAh
- 連続待受時間: 約420時間(5G)
- 通信速度(5G): 受信最大3.4Gbps/送信最大183Mbps
- 防水/防塵: ○(IPX5/8)/○(IP6X)
- 生体認証: ○(指紋認証)
- ワンセグ/フルセグ: ○/○
- おサイフケータイ: ○(NFC/FeliCa搭載)
- 接続端子: USB Type-C
- カラーバリエーション: ブラック、ホワイト