東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は24日、安倍晋三内閣総理大臣、森喜朗東京2020組織委員会会長、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長が行った電話会談の内容について発表。会談の結果、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を延期とし、遅くとも2021年夏までに実施するとした。
同委員会によれば、3者は24日午後8時より、約45分間にわたって電話会談を実施。新型コロナウイルスの感染拡大による大会中止が選択肢にはないことで一致したという。
その上で、「アスリート及び観客の安心・安全を確保することが最も重要」として、現在の世界の状況が継続的に悪化していることに鑑み、予定通り2020年7月に開催することは不可能と判断。2021年以降の延期を決定した。
開催時期については「遅くとも2021年夏までの実施」を見込み、IOC、東京2020組織委員会、政府、東京都をはじめ、内外の関係機関が一体となり、具体的に検討していくとしている。