米Appleは3月24日 (現地時間)、macOS Catalinaのアップデート「macOS Catalina 10.15.4」の提供を開始した。iCloud Driveフォルダ共有、スクリーンタイムでの通信/通話の制限、Apple Musicの音楽再生と連動する歌詞表示といった新機能を備える。
iCloud Driveのフォルダ共有はFinderでフォルダを選び、右クリックメニューの「共有」から行う。「参加依頼した人のみ」や「リンクを知っている人はだれでも」といったように共有範囲を設定できるほか、「変更可能」「閲覧のみ」というようにアクセス権を指定できる。
スクリーンタイムでは、子供が通信/通話できる相手を、終日または休止時間中といった時間帯を含めて設定できるようになった。また、ミュージックビデオ再生の制御が追加された。
「ミュージック」の歌詞表示機能が刷新され、ハイライト表示によってApple Musicで再生している部分の歌詞を確認できるようになった。ほかにも、歌詞の行をクリックすることで、歌詞表示から音楽再生を移動できる。
Safariはタブ機能が強化され、タブを複製したり、カーソルを合わせているタブより右側のタブをまとめて閉じられるようになった。対応するMacでは、NetflixコンテンツのHDR再生が可能に。iCloudキーチェーンにChromeで管理するパスワードを読み込むオプションを追加、Safariや他のAppleデバイスでもiCloudのパスワード管理機能のオートフィルで利用できるようになる。
App StoreがMac用アプリを含む新しいユニバーサル購入に対応。また、最近プレイしたArcadeゲームを"Arcade”タブで確認できるようになった。