おのでらさん(@onoderasan001)がツイッターに投稿した漫画「100%除霊する男の話」が話題になっていました。除霊師・「霊這匠」(れいばいたくみ)。彼の除霊方法は、常人には真似できない“意外すぎるやり方”だったんです。
物語は、匠の元に訪れたツインテールの美少女による「多分わたし……幽霊に取り憑かれてると思うんです……」という、なんとも不穏な発言からはじまります。暗い表情で話す少女に、匠は間髪を入れず「ええ。間違いなく取り憑かれていますね! ギンギンのビンビンに取り憑かれています!」と独特な言い回しで断言。
除霊の代金を受け取とると、少女を“霊視”していきます。するとどうでしょう。おぞましい造形の幽霊が、少女を背後からねめつけているではありませんか。
相手は、かなり強力な霊。なのですが、100%除霊できる男・匠は自信ありげにも見えました。「だが……俺はモテる」え? モテる?
おおよそ除霊とは思えない甘い言葉の直後に、「除霊完了です!」の宣言。霊が見えていないとはいえ、少女が不信に思うのも仕方ないかもしれませんね。しかし、少女が除霊料の変換を要求すべく匠に触ろうとすると、恐ろしい出来事が起きるのでした……。
このユニークすぎる除霊のアイデア、一体どのように思いついたのでしょうか。作者のおのでらさんにお話を聞いてみました。
「風呂で漫画のネタ出しをしているときに『最強の除霊師ってなんだろう』と考えたのがきっかけです。その中で、どんなに強い悪霊でも惚れてしまえば敵意が無くなり、除霊したことになる。すなわち、ある意味最強なんじゃないか、というアイディアが生まれ今回の漫画になりました」。
イソップ童話で「北風と太陽」という話があります。匠は、相手の敵意を無くしてしまうところから「太陽」的な手法を操る除霊師と言えるかもしれませんね。
読者からのコメントでは、「この後どーすんだ……」「連載希望」と続きを読みたい旨の内容がたくさん寄せられていました。続編の可能性について聞いてみたところ、
「取りあえず、いくつかすでに思いついているネタがあるので、何話か続きは描く予定です。いろんな悪霊や霊媒師を出す予定なので楽しみにしていてください!」とのことでした。筆者も、スマホの前で続きを待ちたいと思います!
100%除霊する男の話 (1/2) pic.twitter.com/VqewdwwLIV
— おのでらさん@委託あります (@onoderasan001) March 15, 2020