二人の女の子を子育て中のさざなみさん(@3MshXcteuuT241U)が投稿したマンガ「ごめんなさいってどんな気持ち?」に注目が集まっています。よくある謝罪の場面、本当の「ごめんなさい」の意味を知った3歳の長女の答えとは?
ある日ワークブックを見ていた長女がさざなみさんに見せてきたのは、「誰かにぶつかったらなんていう?」という質問。サルがウサギにぶつかり、ウサギが泣いてしまっているイラストに、長女は「『ごめんね』っていう!」と答えます。しかし、少し違和感を感じつさざなみさんは「ごめんなさいってどんな気持ち?」と長女に問いかけたその瞬間、長女の目が潤みました。
前にも同じ質問をしたことをさざなみさんは思い出します。それは祖母宅で過ごすある日、長女が「おばあちゃんなんかキライあっちに行って!」と暴言を吐いた時のことでした。
凍り付く部屋の空気を感じ取った長女はすぐに「ごめーんねっ」と謝ります。しかし祖母は「謝ったからって許されるとは限りません」と長女の謝罪を受け入れません。何度も謝っても「いいよ」許してくれない祖母の様子に、長女はむきになって「ごめんね」を繰り返しました。
さざなみさんは長女と二人きりになり、気持ちが落ち着くのを待って話を始めます。「おばあちゃんはどうしてゆるしませんって言ったのかな?」言葉を選びながら、何がいけなかったのかを長女の気持ちを引き出すように質問を重ねました。
幼稚園で友達に言われて嫌だったことを祖母にも言ったいう長女は、さざなみさんからの慰めがもらえず、「いじわるなのはどっちかなぁ」と言われて意固地になってしまいます。しかし長女はもう、自分が悪いと自覚し悔やんでいるようです。
「してしまったことをどうやって改めるか、今分かったら、多分ずっと覚えていてくれる」。長女の様子を見ながら、さざなみさんは「ごめんなさいって、どんな気持ち?」と問いかけます。
口を閉ざす長女に、「これを言ったらお話が終わるからとりあえず言っておこう?」「みんなにいやな子だって思われたくない?」と、例を出しながらごめんなさいにどんな気持ちをもっているのか尋ねます。
「やらなきゃよかったと思ってる?」と聞いた時、長女の目から涙がこぼれました。その時、さざなみさんは通じた~~と思ったそうです。「おばあちゃんに言いに行こう」と二人は祖母のもとへと向かいます。
祖母に再び「ごめんなさい」を言う長女。心のこもった謝罪を祖母も受け入れてくれました。長女が自分の気持ちを探して見つけた「ごめんなさい」の答え。場面は戻って、ワークブックの「ぶつかったらなんていう?」という質問に、長女は「だいじょうぶ?」と答えるのでした。
大人でも多い謝罪の場面。「ごめんなさい」を形式的な言葉として使っていないか考えさせられるストーリーに、Twitterでは、「いいお話だ……泣けた」「向き合うってこういうことだと思う」と、共感の声が集まっていました。
マンガに登場した当時の長女は3歳4カ月だったそうですが、まだ自分の気持ちをうまく言葉で伝えられない年齢ではないでしょうか。長女がどうやって自分の答えにたどり着けいたのか、話を聞いてみました。
「ごめんなさい、という言葉をどういう気持ちで発しているか、色んな台詞で言い換えながら本人の気持ちに近いものを探りました。こうでしょう! こうしなさい! という押し付けではなく、長女の中から生まれた気持ちを捉えたかったのです。
まだ語彙の少ない子どもなので、こちらが言い換えて選択肢を出して、ぴったり来るものに反応したところを拾うような感じでした。結果的に、私も長女も納得のいく答えにたどり着けたと思います」
言葉を選び、長女の様子を見ながら問いかけをしたというさざなみさん。長女が心から謝罪ができたのは、自分の気持ちに気が付き、納得ができたらからこそなのでしょう。
さざなみさんはこれまでにも「長女の夜泣きの思い出」など、Twitterで育児の出来事をマンガで紹介しています。
☔️ごめんなさいってどんな気持ち?☔️#育児 #育児漫画 pic.twitter.com/ANvy4PKORN
— さざなみ (@3MshXcteuuT241U) March 19, 2020
続きです☔️ pic.twitter.com/wFxB0xk4U2
— さざなみ (@3MshXcteuuT241U) March 19, 2020