JR東日本は23日、通信事業者と共同で整備を進めてきた東北新幹線七戸十和田駅(手前)~新青森駅(手前)間、上越新幹線越後湯沢駅~浦佐駅(手前)間、浦佐駅~長岡駅(手前)間、北陸新幹線飯山駅~上越妙高駅間のトンネルにおける携帯電話サービスの提供を3月31日の始発列車から開始すると発表した。
3月31日から携帯電話サービスが開始される区間は、東北新幹線七戸十和田駅(手前)~新青森駅(手前)間のトンネル長約32.7km、上越新幹線越後湯沢駅~浦佐駅(手前)間・浦佐駅~長岡駅(手前)間のトンネル長約28.8km、北陸新幹線の飯山駅~上越妙高駅間のトンネル長約22.6kmで、サービス提供事業者はNTTドコモ・KDDI・ソフトバンク。北陸新幹線は今回のサービス提供をもって、東京~金沢間の全区間のトンネルにおいて携帯電話の利用が可能となる。
JR東日本では、乗客に安心・快適に鉄道を利用してもらえるように、トンネル内における携帯電話不通区間の解消に取り組んでいる。トンネルなどの人工的な構築物によって電波が遮へいされ、携帯電話などが使用できない地域において、移動通信用中継施設等を設置して携帯電話等を利用できるように、電波の適正な利用を確保することを目的として実施されている「電波遮へい対策事業」にもとづく国の補助金を活用し、工事が行われた。