女優の森川葵が、4月4日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『B面女子』(毎週土曜23:40~)に主演することが23日、明らかになった。

森川葵=東海テレビ提供

同作は、奇抜なファッションにウィッグを付け、美味しいモノを変態的に愛する星野あさ(森川)が、なぜか“人生をこじらせた”人々に出会う全5話のオムニバスドラマ。

あさは、“マウンティングを止められない男”(奥田瑛二)、“女性であることに呪われた女”(松本まりか)、“世界の為に断食中の少年”といった人々に、普通なら言えないことを言い、新しい世界観を提示していく“変態”ヒロインだ。

一方で、あさ自身も周りの目を気にしすぎるがあまり本音が言えない“A面女子”としての姿も持っているという役どころとなっている。

ゲストには、奥田、松本のほか、沢田亜矢子、陽月華、多田愛佳(元AKB48)という個性的なキャストが脇を固める。

森川は「星野あさはとても難しかったです。A面とB面の部分はビジュアルや雰囲気も変えて別人格のように振り切ったので、果たして同一人物に見えるのかというのは少し不安ではあります(苦笑)」と本音を漏らしながら、「このドラマは自分を肯定して自分らしく生きてもいいのでは?と背中を押してくれるお話になっています。ぜひ観ていただいて、あさから勇気をもらって自分らしく生活してくださればと思います」と呼びかけた。

会社にも家庭にも居場所をなくした会社員・菊池義雄役を演じる奥田は「このドラマは、ご主人も奥さんもその場では顔を見返すことができず、観終わった後に『いや、うん…』『ねっ』と言って顔を見合わせてほっこりできる。どんな職業でも当てはまるようなワンシチュエーションドラマだと思います」と紹介。

“35歳の女”という呪いに縛られた女・高野しのぶ役を演じる松本は「私自身シリアスな役が多いのですが、こんなコミカルな役をこれまで演ったことがあったかしら?こんなに夢中でしゃべり倒す役もあったかしら?と思いました。池田千尋監督の世界観や、こじらせながらもアタフタ邁進するこの役に、『楽しそう!遊びたい!』とワクワクしました」と、作品への印象を語っている。

  • 奥田瑛二=同

  • 松本まりか=同