KDDI(au)と沖縄セルラーは3月23日、次世代移動通信「5G」や新サービスに関するオンライン発表会を開催し、5G対応スマートフォン7機種を発表した。
Xperia 1やGalaxy S20/S20+ 5G、AQUOS R5Gといった人気端末のほか、OPPO Find X 2 ProやZTE a1、Xiaomi Mi 10 Lite 5Gといった他キャリアでは取り扱っていない端末も用意する。ZTEやXiaomiの端末は比較的低価格になると思われ、これらの新スマホによって5G市場でのスタートダッシュを狙う。ラインナップは以下の通りで、3月26日から順次発売する。
製品名 | メーカー | 発売時期 |
---|---|---|
Xperia 1 II(SOG01) | ソニーモバイルコミュニケーションズ | 5月以降 |
Galaxy S20 5G(SCG01) | サムスン電子 | 3月26日 |
Galaxy S20+ 5G(SCG02) | サムスン電子 | 5月下旬以降 |
AQUOS R5G(SHG01) | シャープ | 3月27日 |
OPPO Find X 2 Pro(OPG01) | オッポ | 7月以降 |
ZTE a1(ZTG01) | ZTE | 7月以降 |
Mi 10 Lite 5G | シャオミ | 7月以降 |
Xperia 1 II(SOG01)
Xperia初の5G対応モデル。3,840×1,644ドットの表示に対応したアスペクト比21:9の6.5インチ有機ELパネルを採用する。薄さを約7.9mmに抑えつつ、ニーズの多いヘッドホン端子を搭載。ワイヤレス充電(Qi)にも対応した。
メインカメラは標準・望遠・超広角のトリプルレンズで、世界初となる20fpsのAF/AE追従高速連写に対応。動物の瞳AFにも対応するなど、撮影機能はミラーレスカメラ「α」並みに高めた。
端末価格は税込み133,600円で、「かえトクプログラム」適応後の実質価格は税込み79,120円。
Galaxy S20 5G(SCG01)
Galaxy初の5G対応モデル。Infinity-O Displayと称したディスプレイは、パンチホール型のインカメラを除いてほぼ全面がディスプレイとなっているのが特徴。パネルは3,200×1,440ドットの表示に対応した6.2インチ有機ELを搭載する。リフレッシュレートは120Hzに対応しており、従来の60Hzよりも滑らかな表示が可能。
メインカメラは標準・望遠・超広角のトリプルレンズで、望遠カメラは有効6,400万画素の高画素センサーとなる。カメラはAI機能を用い、最大30倍までのズームを可能としている。10秒間の動画を撮影すると、ベストショットや逆再生動画、タイムラプスなど、最大14種類の動画を一度の撮影で記録する「シングルテイク」機能を備える。動画は8K撮影に対応。
端末価格は税込み117,480円で、「かえトクプログラム」適応後の実質価格は税込み68,425円。
Galaxy S20+ 5G(SCG02)
Galaxy S20 5Gの派生モデル。基本性能はGalaxy S20 5Gと同等だが、ディスプレイが6.7インチ有機EL(3,200×1,440ドット)と大きくなったほか、背面カメラには距離測定用のToFカメラを搭載すること、Sub6に加えてミリ波をカバーするのがGalaxy S20 5Gとの違い。バッテリー容量は4,500mAhと大容量。
端末価格は税込み133,280円で、「かえトクプログラム」適応後の実質価格は税込み76,475円。
AQUOS R5G(SHG01)
AQUOS初の5G対応モデル。3,168×1,440ドット表示の6.5型液晶は、HDR対応で10億色の表現が可能な「Pro IGZO」液晶を採用。最大1,000cd/平方メートルの明るい表示が可能。液晶テレビで培った高画質化技術「リッチカラーテクノロジーモバイル」で、コンテンツや視聴時の周辺環境に合わせて最適な画質に自動調整してくれる。立体音響「Dolby Atmos」にも対応する。
背面カメラはクアッドレンズで、19mm相当の超広角カメラを用いたH.265形式の8K動画撮影に対応。8K動画の再生時には、AIを活用して被写体を自動で追いかけてズームする「フォーカス再生」が利用できる。
端末価格は税込み129,145円で、「かえトクプログラム」適応後の実質価格は税込み74,405円。
OPPO Find X 2 Pro(OPG01)
au独占販売となる高性能モデル。ディスプレイは120Hzのなめらかな表示に対応した6.7インチの有機ELパネル(3,168×1,440ドット)で、10億色の表示に対応。独自のO1 Ultra Vision Engineにより、HDR動画を高画質に表示できる。65WのSuperVOOC 2.0対応で、超急速充電に対応する。
背面カメラはトリプルレンズ。メインカメラは1/1.4型の大型センサーで、光学式と電子式のダブル手ぶれ補正を搭載する。最大60倍までのズームに対応したハイブリッドズーム機能に対応する。
ZTE a1(ZTG01)
ミドルレンジの5G対応モデルで、au初のZTEスマホとなる。ディスプレイは6.5インチ液晶(2,340×1,080ドット)。背面カメラはクアッドレンズで、背面ぼかし専用カメラや4cmまでの接写に対応したマクロカメラも搭載する。
AIがよく利用するアプリなどユーザーの習慣を把握し、利用頻度の高いアプリをあらかじめ読み込んでおくことで立ち上げ時間を短縮するクイック機能も搭載する。
Mi 10 Lite 5G
発表時点では、製品の特徴やスペックは公開されていない。