『あらびき団』を機にブレイクし、「R-1ぐらんぷり」など各タイトルを獲得してきたハリウッドザコシショウと、荒唐無稽なネタの数々で芸人間の評価を高め、全国的なブレイク後は音楽・アート面でも多彩なセンスを発揮しているくっきー!(野性爆弾)。ともに超個性的な芸風を貫いてきた2人は、お互いにどんな思いを抱いているのか? 松本人志の発案による究極の笑わせ合いバトル『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』(Amazon Prime Video)の王者同士として、2ショットインタビューで語り合ってもらった。

  • くっきー!、ハリウッドザコシショウ

    くっきー!とハリウッドザコシショウ

――『ドキュメンタル』で、くっきー!さんはシーズン4、ザコシショウさんはシーズン5と7のチャンピオンです。アプローチは違えども「近い匂い」のようなものがあると思いますが、お二人は互いに共感を覚えていますか?

ザコシショウ:まあね。言われるんですよ、バッファロー吾郎A先生とかに。「同じ類なのに仲いいよね?」みたいなことを聞かれるんですけど、全然仲もいいし、番組で共演しても、うまいこといってる。

くっきー!:そうですね。楽しいですね。

ザコシショウ:ボケも重ならないから。

くっきー!:ジャンル、似ているようで全然ちゃいますよね。

ザコシショウ:ちゃうちゃう。俺がガンガンにボケると、(くっきー!は)ツッコミに回るしな。頭おかしい感じのツッコミに(笑)。

――共演の際に打ち合わせとかはしないんですか?

くっきー!:しないですね。

――お二人の呼吸が合うということなんですかね?

くっきー!:たぶん、息してるタイミングが一緒なんですよ。ずっと(笑)。

ザコシショウ:はっはっは(笑)!

くっきー!:全然ちゃうとこで寝てても、同じタイミングで息してると思う(笑)。

――そんなお二人は、大阪NSCの11期生と13期生。大阪時代はどんな交流があったんですか?

くっきー!:僕が辞めるって言うたときに、「辞めんな」ではないですけど、そんな感じで言うてくれはったのは、シショウとケンコバさん。それで今がある。続いてますね。

ザコシショウ:説得しに行ったんですよ。ケンコバと2人で。二丁目劇場のオーディションライブみたいなのがあって、(野性爆弾が)落ちちゃって「もうやめる」って。「辞めてどうすんの?」って聞いたら「AV男優になります」って言うから、「いやあ、止めろよ」って(笑)。「俺らがネタ見たいから」って。

くっきー!:あれがあったから、今がありますよ。大感謝。

ザコシショウ:感謝してる(笑)?

くっきー!:言うたやろ! しつこいわぁ(笑)。