米Appleは3月18日 (現地時間)、iPadOSのアップデート「iPadOS 13.4」を3月24日(米国時間)にリリースすることを発表した。iPadOSのユーザーインターフェイスに最適化したトラックパッド/マウスのサポートを含む。
iPadOSではすでにBluetoothまたはUSBで接続するマウスを利用できるようになっているが、AssistiveTouchを有効化して使用するアクセシビリティ機能の1つとしての提供であり、マウスでシンプルにカーソルを操作できるオプション機能にとどまっている。
iOS/iPadOSは画面に触れるタッチ操作やマルチタッチジェスチャーで直感的に操作できるように設計されている。iPadOS 13.4では、その操作体験をトラックパッドでも再現できるようにサポートしている。例えば、カーソルは画面のタッチを思わせる丸い形をしており、マルチタッチジェスチャーにも対応。アクションと連動した変化や操作がとり入れられている。一方で、テキスト部分に合わせると丸いカーソルが自動的にキャレット(縦棒)に変化するなど、PCの操作体験と共通するところもある。iPadOSのトラックパッドのサポートついては、18日に発表された新型iPad Proのページで確認できるほか、Craig Federighi氏 (Appleソフトウエアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント)による解説ビデオをSix ColorsやThe Vergeといった米メディアが共有している。
iPadOS 13.4では、iPad用「Magic Keyboard」(5月発売予定)、「Magic Mouse 2」「Magic Trackpad 2」などでトラックパッド対応を利用できる。また、Bluetooth/USB接続のサードパーティのマウスの利用もサポートする。