ナガセビューティケァはこのほど、「働く女性の『ガマン』に関する意識調査」の結果を明らかにした。同調査は2月21日~23日、全国の20歳代~60歳代の働く女性500人を対象に、インターネットで実施したもの。
普段ガマンしていると自覚することはあるか尋ねたところ、約8割が「ある」「まあある」と回答した。年代別に見ると、ガマンしていることが「ある」と自覚するのは20代で6割と最も高くなり、60代が約3割で最も低かった。
普段どのようなことにガマンしているか聞くと、最も多い回答は「やりたくない仕事内容」(46.2%)で、「早起き」(46.0%)、「給料の額」(44.7%)と続いた。
飲食をガマンするためにしていることを質問したところ、最も多い回答は「なるべく外食をしない」(39.6%)だった。次いで「コンビニになるべく行かない」(34.9%)、「スナック、お菓子の買い置きをしない」「食品の買い物は最小限にする」(各33.8%)となっている。
1日の中で平均してどのくらいの時間をガマンしているか聞くと、最も多い回答は「1時間未満」(34.6%)で、2位は「1時間以上~2時間未満」(20.9%)だった。 平均時間を年代別に比較すると、ガマンしている時間が最も長いのは40代の3.7時間、次いで20代の3.0時間となり、最も短いのは60代の2.1時間だった。
ガマンに対する意識を5段階で教えてもらったところ、「絶対にガマンは必要だ」と「本心ではガマンしたくない」という気持ちの中間にあたる「3」が33.8%と最も多く、「ガマンしたくない」気持ちに近い「4」と「5」が合わせて43.5%だった。
世代別で比較すると、20代では「絶対にガマンは必要だ」「本心ではガマンしたくない」傾向がともに平均より高く、意識が二極化していることがわかった。「本心ではガマンしたくない」という意識が最も高かったのは50代で、「5」の回答は平均より10%近く多かった。
ガマンをすることで、「自分らしさ」がどのように変化すると思うか聞くと、55.1%が「自分らしさが大きく失われると思う」「自分らしさが少し失われると思う」と答えた。「特に変化はない」(39.5%)よりも若干多くなっている。年代別では、40代と50代で「特に変化はない」との回答が、全体の平均よりも高かった。
最近ガマンをやめたことはあるか尋ねると、76%が「ない」、24%が「ある」と答えた。ガマンをやめたものを聞いたところ、最も多かった回答は「食べること、ダイエット」(28人)で、次いで「人付き合い」(16人)となった。
ガマンしないために、必要なことは何だと思うか聞くと、「ストレスや不満を溜め込まないこと」(53.6%)が最も多く、次いで「何事もポジティブに考えること」(42.1%)、「あきらめること」(40.9%)と続いた。
ガマンをやめることができたら、職場とプライベートでそれぞれ何%楽しくなると思うか尋ねたところ、職場では平均で38.5%、プライベートでは44.3%だった。
ストレスに対する対処方法を質問したところ、「好きなものを食べた・お酒を飲んだ」(49.7%)が最も多く、次いで「睡眠・休息をたっぷりとった」(45.6%)、「友達とおしゃべりした・人に相談した」(45.4%)が続いた。