妖怪・アマビエをご存知ですか? 江戸時代に現れ、「疫病が流行ったら私の絵を描いて人に見せよ」と予言を残したとされる半人半魚の姿をしたこの妖怪。新型コロナウイルスの騒動に関連して、ツイッターでアマビエのイラストをアップする人が相次いでいます。
数多くの妖怪を描き続け、中でもアマビエは「子供の頃から特に好きで、ずっと描き続けています」と話す動物・怪生物画家の赤綿(あかわた)さん(@aka_SHIGE)も、今回ツイッターにご自身のイラストを掲載したひとり。お話を伺いました。
ちなみに今回ツイッターに掲載したアマビエは、2019年に都内で開催した展示会向けに描かれたものなんだそう。カラフルな鱗(うろこ)と、女性らしさを感じるピンク色の髪の毛がなんともキュートですね!
「普段から妖怪作品を制作しているなかで、妖怪のアマビエとセコ(※ 河童が山に戻ったものという説もある、子供の姿をした妖怪)が子供の頃から特に好きで、ずっと描き続けています。
今回のアマビエを投稿した時は、妖怪作家さんたちが描いてアップしているだけだったのが、どんどんアマビエが広がっていきました。たくさんの人たちのアマビエの絵を見れて幸せ。どのアマビエもとても可愛くて素敵です」。
――普段から妖怪のアートワークを手掛けておられる赤綿さんですが、今回のアマビエのデザインについて、工夫した点はどこでしょう?
「絵を見る方々に楽しくなるようなほんわかした気持ちで見てもらえるように、可愛らしくのんびりしたアマビエにしようと思いました。
髪の毛の部分を少し海藻っぽくして、お団子ヘアーにしたところがこだわりポイントです」。
ツイッターのハッシュタグ「アマビエ」では、イラストをはじめ、ぬいぐるみ、アニメ、漫画などさまざまなアマビエを楽しむことができます。気になった方はチェックしてみては?
アマビエパワー!
— 赤綿 (@aka_SHIGE) March 2, 2020
コロナをやっつけてー!
#アマビエ ←いろんなアマビエさんが見れるからアマビエ好きとしてはワクワク! pic.twitter.com/JY2C3TO2V7