キヤノンは3月18日、A4カラー印刷対応のモバイルプリンター「TR153」を発表した。バッテリー(オプション)での駆動に対応しており、電源が確保できない場所でもプリントできる。価格はオープンで、同社オンラインショップでの価格は30,250円(税込)。4月9日より発売する。
A4サイズのプリントが可能なインクジェットプリンター。持ち運んで使うことも想定しており、バッテリー駆動に対応。バッテリーを追加すると、電源の心配をすることなく場所を問わず印刷できる。市販のモバイルバッテリーを使えば、本体のバッテリーへ充電も可能。プリンター内に定型文書を保存する「定型文書プリント」機能により、帳票や問診票といった文書をプリンターだけで出力できる。
インタフェースはIEEE802.11a/b/g/n無線LAN(5GHz)とUSB 2.0。スマートフォンを使ってのワイヤレス印刷にも対応する。本体にはモノクロ有機ELディスプレイも搭載し、インク残量 / ネットワーク接続状況 / バッテリー残量などを確認できる。
印刷解像度は4,800×1,200dpiで、インクシステムはシアン / マゼンタ / イエロー / 染料ブラック / 顔料ブラックの5色ハイブリッド仕様。総ノズル数が1,856(C/M各512、Y/染料BK各256、顔料BK320)。
印刷速度はA4普通紙の場合、モノクロで約9ipm、カラーで約5.5ipm。インクコストはA4普通紙の場合、モノクロで約6.3円、カラーで約12.2円。トレイは後方設置タイプで、普通紙50枚(ハガキは20枚)をセットしておける。本体サイズはW322×D185×H66mm、重さは約2.1kg。