アイネット証券は3月18日、20代~40代のマネ活女子を対象とした「マネ活」に関する調査の結果を発表した。調査期間は2020年3月3~5日、有効回答は1,026人。
マネ活の利益、6割弱が「3万円未満」
「マネ活」とは、お金に関する不安を払拭していくための取り組みや活動のこと。具体的には、将来のために貯金や投資、資産運用、保険加入することなどが相当する。
まず、マネ活を始めたきっかけを聞くと、「興味が湧いて自分で調べた」が最も多く51.0%。次いで「友人・知人がやっていた・勧められた」が20.9%、「家族がやっていた・勧められた」が14.4%、「臨時収入が入った」が8.4%、「意識高い系女子に憧れて」が2.9%と続き、半数以上が能動的にマネ活を始めていることがわかった。
具体的なマネ活の内容は、1位「円定期預金」(31.2%)、2位「株式投資」(29.0%)、3位「投資信託」(22.1%)、4位「NISA(つみたてNISAを含む)」(21.3%)、5位「外貨預金」(12.6%)となった。
マネ活をしていて難しいと感じることは、「専門知識の勉強」が49.4%で最多。次いで「取引のタイミング」が37.2%、「安定的・継続的運用」が32.4%、「世界情勢などの情報収集」が27.7%、「運用ノウハウの蓄積」が24.9%と続いた。
これまでに得たマネ活での利益を尋ねると、「3万円未満」が圧倒的に多く58.8%。以下、「3万円以上10万円未満」が19.5%、「30万円以上」が10.1%、「10万円以上20万円未満」が7.8%、「20万円以上30万円未満」が3.8%と続き、6割近くの人が「3万円未満」にとどまっていた。
マネ活で予想される年間利益は、「3万円未満」が56.7%、「3万円以上10万円未満」が26.0%、「10万円以上20万円未満」が9.1%となった。