6月2~30日(8・15・24日は休演)に東京・新橋演舞場で公演される舞台『熱海五郎⼀座 新橋演舞場シリーズ第7弾 東京喜劇「Jazzy(じゃじぃ)なさくらは裏切りのハーモニー~日米爆笑保障条約~」』の制作発表が17日、都内で行われ、三宅裕司、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之、紅ゆずる、横山由依が出席した。
東京喜劇をテーマに、前身の「伊東四朗一座」を立ち上げて以来、多くの観客を集めてきた人気興行の「熱海五郎一座」。新橋演舞場に進出して7年目を迎える今年は、座長の三宅裕司らおなじみのメンバーに、元宝塚歌劇団の紅ゆずるとAKB48の横山由依をゲストに迎え、歌ありダンスありの喜劇作品をおくる。
横山は「三宅座長をはじめ皆さんのことは幼い頃からテレビで観ていたので、夢のようですごくうれしかったですね」とオファーを喜んだそうで、「個人的に小学校2年生から6年生まで音楽教室でドラムを習っていました。それが12年越しにお披露目できるのは夢のようですね」と今から公演が待ち遠しい様子だった。
同舞台が宝塚歌劇団退団後、初舞台となる紅ゆずるは「宝塚を退団して4カ月が経ちました。本日、実は公の場で初めてスカートを穿いております。大変スースーしておりまして、全然慣れないですね(笑)」としつつも、「今はとても暗い世の中になっていますが、最後に残るのは喜劇。皆さまに現実を忘れていただいて笑ってもらえるような作品に、そして一座の一員となって私も笑いに貪欲になって頑張っていきたいと思います」と意欲を示した。
また、座長の三宅裕司は「1番に考えていることは、お年寄りと小学生が一緒に笑える笑いを最初から最後まで羅列して最後に感動を持っていくお芝居を目指しています」と意気込み、「分かりやすい笑いは免疫力をあげます。6月に熱海五郎一座を観ていただいて、皆さんの免疫力をあげていただくと非常に良い状況になっていくと思います。熱海五郎一座が日本を救う、という形で公演に臨みたいと思います」と力を込めた。
「このままの状態が続いたら大手もヤバいことになります」と新型コロナウイルスの影響で公演の中止が相次ぐ演劇界を憂うラサール石井は「万全の態勢を整えて開催したいと思います。できるだけ早く収束することを願いますが、できるだけ演劇を続けたいと思っています」と新型コロナウイルスの早期収束を願った。