小山本家酒造は3月13日、日本酒「東京盛(とうきょうざかり)」の復活第一弾として「東京盛 純米吟醸」(税別950円)を発売した。
「東京盛」は、同社と遠縁の関係にあった小山酒造が東京の繁栄を願って名付けた銘柄。大正時代から1970年代まで庶民のお酒として親しまれていた。今回、この伝統ある「東京盛」の銘柄を同社が引き継ぐこととなり、復活の第一弾として純米吟醸を発売することになったという。
原料の米は、酒米の王様と呼ばれる「山田錦」を100%使用。しっかりとした米の旨みがありながら、華やかで飲みやすい味わいが特徴だという。飲用シーンを選ばず、特に日常の食事にも合わせやすいよう、香りと旨みのバランスを追求したとのこと。
ボトルは、江戸文様の要素を取り入れ、縁起事でよく用いられる「枡」をモチーフにしたスタイリッシュなデザインとした。江戸文様はひとつの型は小さく、つないでいくと大きな文様になる特徴があり、日本酒を造る過程にも似ているという。「枡」の読みは「増す」や「益す」に通じており、手に取った人々の「幸せが益す」という願いも込められている。