Bluetoothイヤホンの利用者が増えています。7/7 Plus以降のiPhoneなど、イヤホンジャックを廃止したスマートフォンの増加が背景にありますが、AirPodsのように左右ユニット間も無線通信する「完全ワイヤレス(トゥルーワイヤレス)イヤホン」の人気もひと役買っています。薄さと軽さが重視されるスマートフォンでイヤホンジャックが復権するとは考えにくく、Bluetoothイヤホンの利用者は今後ますます増えることでしょう。
Bluetoothイヤホンを使用中に電話があるとどうなるかですが、呼び出し音はBluetoothイヤホンから聞こえます。そのとき聴いている音楽は自動的に停止され、音声で発信者を知らせる設定(「設定」→「電話」→「音声で知らせる」画面で変更可能)をヘッドフォンにしている場合は、連絡先に登録されている相手の名前も読み上げられます。バイブレーションを有効にしている場合には、BluetoothイヤホンとiPhone本体の振動の両方で着信を知らせてくれます。
相手の声がどこから聞こえるかは、電話の取りかたによって変わります。iPhoneに表示された「スライドで応答」を操作して受けた場合には、Bluetoothイヤホンを接続していないとき同様、相手の声はiPhoneの上部(iPhoneを耳にあてたときの位置)から聞こえます。ハンズフリー通話対応のBluetoothイヤホン側で電話を取ると、イヤホンから相手の声が聞こえ、自分の声もイヤホン内蔵のマイクから拾われます。
通話開始後に声の出口を変更したい場合は、電話アプリの画面上にある「オーディオ」ボタンをタップしましょう。表示された選択肢のうち「iPhone」を選択すると相手の声はiPhoneの上部から、「スピーカー」を選択するとiPhoneの下部(内蔵スピーカー)から、Bluetoothイヤホンを選択するとイヤホンから聞こえるようになります。