『世界フィギュアスケート選手権2020』の中止が決まった。フジテレビは、19日からゴールデンタイムで4日連続2~3時間という大規模な編成を組んでおり、対応に追われている。
同大会は、羽生結弦選手、宇野昌磨選手、紀平梨花選手らが出場し、カナダ・モントリオールで開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止が決定。
フジでは、女子ショート(19日19:57~21:48)、男子ショート(20日20:00~21:55)、女子フリー(21日19:00~22:00)、男子フリー(22日19:00~21:54)と、連日ゴールデンタイムでの放送を予定していた。
さらに、23日(24:25~25:25)にはエキシビジョン、25日(26:55~27:55)にはペア・アイスダンスの放送も決まっており、動画配信サービスのFODでは、全種目・全選手の演技をノーカットで生配信することを発表していた。
ゴールデンタイムで放送するスポーツ番組が、ここまでの規模で中止となるのは異例の事態。12日現在、電子番組表や同局ホームページの番組表では、予定していた放送枠が「調整中」となっている。
また、「フジテレビスケート」のTwitterアカウントでは、12日に配信予定だった「無良崇人YouTuber企画」についても、世界フィギュア中止の状況をふまえて「いったん延期」するとした。
同局では、今月1日に行われた『東京マラソン』の中継を担当したが、こちらも新型コロナウイルスの影響で市民ランナーが中止となったため、12~13時に放送予定だった関連番組を差し替えた。