Safariに用意されている「リーディングリスト」は、WEBページをあとでじっくり読むための機能です。レイアウト情報を含めたWEBページのコンテンツすべてを内蔵ストレージに保存することで、オフライン(インターネットに接続していない)状態でもWEBページの閲覧が可能になります。Wi-Fi接続時にリーディングリストへ登録しておき通勤電車内でWEBページを読む、といった通信費の節約にも役立ちます。
リーディングリストは、対象のWEBページを表示しているとき共有ボタン([↑])をタップし、現れたメニューで「リーディングリストに追加」を選択します。すると、コンテンツのダウンロードが開始され、画面下部のブックボタンをタップすると現れるリーディングリストタブから選択できるようになります。
リーディングリストはページ単位での読み込みとなるため、リンク先のコンテンツまでダウンロードされるわけではありません。オフライン時にリーディングリストのリンクをタップすると、「iPhoneがインターネットに接続されていないため、ページをSafariで開くことができません」と表示されてしまいます。
なお、機内モード有効時などオフライン時にリーディングリストタブを表示すると、「オフライン表示に対応していません」と表示された項目が出現することがあります。その原因の多くは、ダウンロードが不完全な状態でリーディングリストタブを表示したためで、ダウンロードが完了するまで待機してから表示するかリーディングリストに登録する作業をやり直せば、おそらく問題は解消します。
ということは、確実にオフライン時でも読めるリーディングリストにしたければ、登録後に機内モードに切り替えたうえでリーディングリストタブを表示し、対象のページに「オフライン表示に対応していません」という表示がないことを確認すべきでしょう。いざ読もうとしたときにこのメッセージが表示されていると、かなりガッカリしますよ。