日本FP協会は3月12日、第4回「働く女性のくらしとお金に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2020年2月4~6日、調査対象は20~50代の就業女性で、有効回答は1,200人。

自分へのごほうびへの出費、若い世代ほど多い傾向

  • 左:自分へのごほうびに、1カ月間でいくらくらいお金を使いたいと思うか(複数回答)右:自分へのごほうびに使いたい金額の平均(1カ月あたり)

くらしやお金に関する事柄について、自身が「貯蓄上手」と「貯蓄下手」のどちらにあてはまるか尋ねたところ、「貯蓄上手」は45.7%、「貯蓄下手」は54.3%と、「貯蓄下手」がやや上回る結果に。続いて、自身が「節約上手」と「節約下手」のどちらにあてはまるか聞くと、「節約上手」は50.2%、「節約下手」は49.8%と、こちらはほぼ同率となった。

消費税率引き上げ後、節約するようになった費用は、1位「食費(外食は除く)」(32.0%)、2位「遊興費-外食・飲み会」(22.5%)、3位「日用品費」(19.3%)と続いた。

ライフイベントにかかる費用について、計画的に準備しておくべきだと思う金額を調べると、結婚費用(頭金)では平均186万円。婚姻状況別にみると、未婚者は188万円、既婚者は184万円と、ほぼ同水準となった。この他、住宅購入資金(頭金)では平均700万円、老後の生活資金では平均1,479万円となった。

"自分へのごほうび"に、1カ月間でいくらくらいお金を使いたいと思うか質問すると、平均 1万914円。年代別では、20代1万2,986円、30代1万1,043円、40代1万62円、50代9,566円と、若い世代ほど自分へのごほうびに出費を惜しまない傾向がみられた。

自分のためのごほうびとしてお金を使いたいことは、1位「おいしい食べ物・外食」(262人)、2位「旅行」(107人)、3位「美容・エステ」(105人)、4位「ファッション・洋服」(86人)、5位「スイーツ・お菓子」(82人)となった。