お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜が、ディズニー/ピクサー最新作『2分の1の魔法』(近日公開)で、内気な少年・イアンと陽気な兄・バーリーを愛する優しい母・ローレル役の日本語版声優を務めることが11日、明らかになった。近藤は「予告編を観て、誰よりもローレルに似ていると思っていたので、自分がやりたいという気持ちがありました。決まった時はとてもうれしかったです!」と喜びのコメント。なお、ドラマなどでも活躍している近藤だが、女優としても声優としても母親役は初めて。
本作の日本語吹替版は、主人公のイアン役を志尊淳、兄のバーリー役を城田優が担当しているが、イアンとバーリーの母・ローレル役に近藤が決定。働き者でユーモアに溢れた性格のローレルは、夫を亡くしてから女手ひとつで心から愛する息子たちを育て、性格が全く違う2人の息子に惜しみなく愛を注いでいる。時に勇敢に家族を守るため立ち向かうローレルは、2人の物語に深く関わる重要なキャラクターであり、兄弟の“絆”が描かれる本作において、兄弟を家族の愛で包み込む大きな存在として描かれている。
ローレルは生前の夫から、イアンが16歳になった時に2人に渡して欲しいと、プレゼントを預かっていた。それは“1日だけ亡き父が復活できる魔法の杖”。生まれる前に亡くなった父に一目でいいから会いたいと願うイアンは魔法で父を蘇らせようとするが、失敗して身体の半分の“足だけ”の姿で蘇らせてしまう。イアンとバーリーは父を完全に復活させるための旅に出るのだが、息子たちがいなくなったことに気づいたローレルは2人の後を追うことに…。
近藤はお笑い芸人として活動しながら、バラエティ番組や朝の情報番組でMCを務めるなど幅広く活躍。女優としてはNHKの連続テレビ小説『花子とアン』や大河ドラマ『西郷どん』、フジテレビの実写ドラマ版『サザエさん』では花沢さん役、実写ドラマ版『まるまるちびまる子ちゃん』ではみぎわさん役など、国民的に愛される作品に出演している。
近藤は「『2分の1の魔法』の予告編を観て、誰よりもローレルに似ていると思っていたので、自分がやりたいという気持ちがありました。決まった時はとてもうれしかったです!」と大喜び。志尊が演じるイアン、プライベートでも仲が良い城田が演じるバーリーの母親役を演じることについて「イアンとバーリーはまさに志尊さんと城田さんにぴったりな役柄でした! 私も二人が演じる兄弟のお母さん役を演じ、家族の一員になれたことがうれしかったです」と話した。
また、「ローレルは、優しくて勇敢ですごく素敵なお母さんで、演じていてあたたかい気持ちになりました」と語り、「相手を思いやる2人の絆に“無償の愛”を感じたし、素敵な家族だなと胸を打たれました。ラストシーンはめちゃくちゃ感動しました」と本作への溢れる思いを明かした。
さらに、日本語版キャストとして豪華ベテラン声優陣が参加。イアンとバーリーの旅に重要な役割を果たすことになる勇敢な女性・マンティコア役は、舞台を中心に活躍する浦嶋りんこ、不気味な質屋の店主・グレックリン役は、『プロメア』でルチア・フェックス役を演じた新谷真弓、亡き父の大学時代の友人・ガクストン役は、ピクサー作品には欠かせない丸山壮史、そして、フェンウィック役は、『銀魂』の長谷川泰三役や『ONE PIECE』のサカズキ(赤犬)役などで知られる立木文彦が務めた。
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