パーソルプロセス&テクノロジー ワークスイッチコンサルティングは3月11日、副業の潜在ニーズに関する調査結果を発表した。調査は2019年12月10日~12日、従業員数300人以上の企業で働く20~59歳の会社員800名(うち副業実施者400名)を対象にWebで行われた。
調査によると、副業をしている人の割合はわずか10.9%で、全体の半数近くが「副業は禁止されている」(49.8%)という。しかしながら、「副業をしたいと思いますか?」という質問に対し、「すぐにでもしたい」(24.5%)あるいは「いずれしたい」(39.8%)と回答した人は6割を超え、特に「すぐにでもしたい」という20代は、7割近くに達した。
副業をしたい理由については、「本業以外の収入を得たい」が圧倒的に多く、次いで「自分のキャリアを広げたい」「スキルを活かしたい」「人脈を広げたい」などが上位に並び、自身のキャリア開発への意識の高さがうかがえた。
続いて、「副業を実施する際にどのような支援内容があれば課題解決できると思いますか?」と質問したところ、「会社が副業を認めてくれる」「税金等のお金に関する情報提供」「業務時間や勤務日数など相談できる」が上位に。
また、「副業は自身のキャリア開発につながると思いますか?」の問いに対して、副業をしている人の70.5%が「とてもそう思う」(29.5%)、「ややそう思う」(41.0%)と回答し、副業がキャリア開発につながると実感している割合が高いことが分かった。