アイドルグループのA.B.C-Zが東日本大震災の被災地をめぐる岩手めんこいテレビの特番『A.B.C-Zの雨ニモマケ-Z』の第3弾が、27日(19:00~19:55)に放送される。
めんこいテレビ復興応援プロジェクトのサポーター・A.B.C-Zが被災地で元気と笑顔を届ける旅を繰り広げる同番組。前回の第2弾では、視聴者から届いた「応援してほしいこと」をベースに、メンバー5人で行き先を決め、高校生の指導のもと伝統的な潜水技術「南部潜り」に挑戦したり、ダンス大会に向け練習に励む女子中学生を指導したりするなど、子供たちと交流した。
今回の第3弾で5人が向かったのは、初めての旅で訪れ、津波の映像を見て大きな衝撃を受けた「たろう観光ホテル」。ここは、津波の脅威と教訓を伝える震災遺構として残されたホテルで、毎年大勢の人が足を運ぶ。メンバーは「きれいな施設で気持ちよく見学してほしい」と願う地元ガイドの声を受け、手分けして部屋や廊下、階段を隅々まできれいにする。
河合郁人は、旬の味「早採りわかめ」を収穫に漁船に乗って冬の海へ。寒さと揺れに耐えながら、この時期しか味わえない三陸の味覚をメンバーに届けようと漁に励む。
番組ではこのほか、第2弾で塚田僚一と河合が指導した女子中学生のダンスユニットが大会に出場した模様や、岩手県の達増拓也知事を5人が表敬訪問し、被災地への思いとこれまでの活動を報告した様子などを伝える。